CDC 7600
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/17 04:14 UTC 版)
CDC 7600は、CDC 6600 の後継機としてシーモア・クレイが設計したコンピュータであり、1970年代に向かうスーパーコンピュータ市場におけるコントロール・データ・コーポレーションのシェアを伸ばすことに貢献した。クロック周波数は36.4MHz(クロックサイクルは27.5ナノ秒)で、65Kワードの主記憶(磁気コアメモリ)と可変容量(最大512Kワード)の二次記憶を備えている。6600の約10倍の速さであり、アセンブリ言語で書いたコードでは約10MFLOPSの性能を発揮し、理論上のピーク性能は36MFLOPSとされていた[1]。さらに1970年初めに行われたベンチマークテストで、ライバルであるIBMの System/360 Model 195 より若干よい性能を示した[2]。1969年にリリースされた当時、オプションや機能を追加すると価格は500万ドル以上となった[3]。
- ^ a b c Gordon Bell - A Seymore Cray Perspective
- ^ a b “Control Data Corporation (CDC) 7600: 1971–1983”. Computational and Information Systems Laboratory. University Corporation for Atmospheric Research. 2011年7月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年9月25日閲覧。
- ^ a b “7600 Supercomputer”. Collections. Computer History Museum. 2011年9月25日閲覧。
- ^ 平木敬による世界最高速のコンピュータのリスト
- 1 CDC 7600とは
- 2 CDC 7600の概要
- 3 評価とその後
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