AN/MPQ-4とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > AN/MPQ-4の意味・解説 

AN/MPQ-4

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 03:02 UTC 版)

AN/MPQ-4とはアメリカ陸軍対砲兵レーダーである。敵の配置した迫撃砲の捜索を主任務としており、より大型の砲兵部隊の捜索は二次的な任務だった。この装置はゼネラル・エレクトリック社製で、軍用として就役したのは1958年のことである。この装置は、もっと早くに登場し、より簡易な機構のAN/MPQ-10を代替した。MPQ-4は、1発の射弾を観測することにより、敵迫撃砲の位置を20秒以下で標定することができる。一方、MPQ-10は数発の射弾の観測を必要とし、位置を定めるのに4、5分を要した。MPQ-4は、1970年代までアメリカ陸軍の対砲兵レーダーシステムの主力の一つとして就役し続けた。この装備の代替はパッシブ・フェーズドアレイ・アンテナを用いるAN/TPQ-36によって行われた。


  1. ^ Orman, Leonard (1947). “Counter-Mortar Radar”. The Field Artillery Journal (United States Field Artillery Association): 88. 
  2. ^ a b c Marschhausen 1958, p. 3.
  3. ^ Ayliffe, Keith (2009年). “AN/KPQ-1 Radar”. p. 41. 2018年9月閲覧。
  4. ^ Foster, John (1945). Linear Electrical Scanner (Technical report). MIT Radiation Laboratory.
  5. ^ Marschhausen 1958, pp. 4–5.
  6. ^ Ott, David (1975). Field Artillery, 1954-1973. US Army. p. 71. http://webdoc.sub.gwdg.de/ebook/p/2005/CMH_2/www.army.mil/cmh-pg/books/vietnam/fa54-73/ch3.htm 
  7. ^ Moïse, Edwin (2005). The A to Z of the Vietnam War. Scarecrow Press. p. 331. https://books.google.com/books?id=4VG4AQAAQBAJ&pg=PA331 
  8. ^ “AN/TPQ-36, AN/TPQ-37 Tests Termed 'Spectacular'”. Army R, D & A Bulletin (Army Materiel Command): 12. (November–December 1975). 
  9. ^ a b Manual 1977, p. 1-3.
  10. ^ a b Manual 1977, p. 1-15.
  11. ^ Manual 1977, pp. 3-24–3-26.
  12. ^ a b Manual 1977, p. 3-19.
  13. ^ Manual 1977, pp. 1–15, 3–26.
  14. ^ Manual 1977, p. 3-25.
  15. ^ Manual 1977, pp. 1–15, 3–20.
  16. ^ Manual 1977, p. 2-1.
  17. ^ a b Marschhausen 1958, p. 4.
  18. ^ Manual 1977, p. 1-2.


「AN/MPQ-4」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「AN/MPQ-4」の関連用語

AN/MPQ-4のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



AN/MPQ-4のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのAN/MPQ-4 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS