鞍馬天狗 (小説)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/17 08:05 UTC 版)
『鞍馬天狗』(くらまてんぐ)は、大佛次郎の幕末を舞台にした時代小説シリーズであり、主人公の神出鬼没の勤王志士である剣士が名乗る名である。1924年(大正13年)、娯楽雑誌『ポケット』に第1作「鬼面の老女」を発表して以来、1965年(昭和40年)の「地獄太平記」まで、長編・短編計47作が発表された、大衆小説の代表的作品。
- ^ ジョージ・ウーリー・ゴフ(Gough)は、1869年生まれとだけ残されている、イギリスの一時的に人気のあった流行作家で、『夜の恐怖(Terrer by Night)』は大佛次郎(安里礼二郎名)が「金扇」「黄ろい胴着」「緋色の女車」の3作を翻訳した。ウォルポール首相の時代に、フランスとの戦争を控えての国際的陰謀を舞台に「夜の恐怖」と名乗る謎の俠賊が活躍する物語。各編のエピソードは鞍馬天狗シリーズでも随所に使われている。(『時代小説英雄列伝 鞍馬天狗』)
- ^ a b 『鞍馬天狗のおじさんは 聞書アラカン一代』
- ^ a b 村上光彦『大佛次郎-その精神の冒険』朝日選書 1977年
- ^ 福島行一『大佛次郎』
- ^ a b 鶴見俊輔「「鞍馬天狗」おぼえがき(2)-コスモポリタン鞍馬天狗」(『鞍馬天狗2 地獄の門・宗十郎頭巾』小学館文庫 2000年)
- ^ 『鞍馬天狗読本』
- ^ 石井富士弥『失われた原型を求めて』しみず書房 1976年
- ^ 鶴見俊輔「「鞍馬天狗」おぼえがき」(『鞍馬天狗1 角兵衛獅子』小学館文庫 2000年)
- ^ a b 日活のデータベースによる。波多野安正と記載されている資料もあり。
- ^ 花柳芳次郎(5代目)『舞の道 花柳芳次郎自伝』阪急コミュニケーションズ、2007年。ISBN 978-4-484-07208-1
- ^ 河村常雄 『河村常雄の家元探訪 』読売新聞、2007年11月5日。
- 1 鞍馬天狗 (小説)とは
- 2 鞍馬天狗 (小説)の概要
- 3 映画版
- 4 テレビドラマ
- 5 パロディ・オマージュ
- 6 参考文献
- 鞍馬天狗_(小説)のページへのリンク