鞍馬山とは? わかりやすく解説

くらま‐やま【鞍馬山】

読み方:くらまやま

京都市北部の山。標高570メートル中腹鞍馬寺がある。牛若丸源義経)が天狗(てんぐ)から武技学んだ伝説知られる暗部山(くらぶやま)。


鞍馬山・貴船山

鞍馬山

鞍馬山

1.森林状況
面積:751ha
標高220 〜830m
森林種類人工林71% 天然林29%
主な樹種スギヒノキカエデ針葉樹76% 広葉樹24%)
林齢:1〜180年
制限指定
風致保安林 大正2年
風致地区 昭和25年
水源かん養保安林 昭和32年
歴史的風土保存地区 昭和41年
鳥獣保護区 昭和42年
土砂流防備保安林 昭和55年
2.水源状況 
種類流水鞍馬川貴船川
利用状況生活用水51250人 
水源流量:15m3/日
3.地域概況
 京都市市街地から車で30分、京都市中央流れ鴨川源流域で、付近集落生活用水供給してます。牛若丸有名な鞍馬寺貴船神社等、歴史的価値の高い寺社一体になって、観光ハイキングコースとして多くの人が訪れてます。
 貴船神社は「水の神」として知られ、特に農業酒造業を営む人々信仰が厚い神社です。毎年7月7日には、雨乞い神事由来する水祭りが行われますまた、貴船川に床を出して川魚を味わう「川床料理」が、夏の風物詩になってます。
所在地京都府京都市左京区鞍馬本町及び貴船町
4.アクセス 
 列車叡山電鉄貴船口駅」より徒歩30分、又は京都バス貴船神社叡山電鉄鞍馬駅」より徒歩3分で鞍馬寺
  車:名神高速京都IC」から50
問い合わせ先京都府京都林務事務所 075-211-5722

鞍馬山

読み方:クラマヤマ(kuramayama)

初演 安政4.11(江戸市村座)

音曲 長唄


鞍馬山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/19 05:16 UTC 版)

鞍馬山
付近の空中写真(2013年)。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
標高 584 m
所在地 日本 京都府京都市左京区
位置 北緯35度07分26秒 東経135度46分18秒 / 北緯35.12389度 東経135.77167度 / 35.12389; 135.77167 (鞍馬山)座標: 北緯35度07分26秒 東経135度46分18秒 / 北緯35.12389度 東経135.77167度 / 35.12389; 135.77167 (鞍馬山)
プロジェクト 山
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鞍馬山(くらまやま)は、京都府京都市左京区にある。標高584m[1]。東を鞍馬川、西を貴船川に挟まれた尾根が南北に連なる。

概要

霊山として知られ、密教による山岳修験の場として栄えた。延暦15年(796年)、あるいは宝亀元年(770年)には、鞍馬山の南中腹に毘沙門天本尊とした鞍馬寺が創建された。また、牛若丸(後の源義経)の修行の地であり、「鞍馬天狗」で知られている。古くより、春は桜、秋は紅葉の名所としても知られた。「更級日記」にも鞍馬山の春秋の姿が描写されている。

由来

鞍馬山の古名を暗部山とする説がある。暗い場所を意味する「暗部(闇部)(読み、くらぶ)」の読みが鞍馬に転じたとする説である。

「くらぶ山」、「くらま山」は歌枕でもある。「和歌初学抄」、「五代集歌枕」など多くの歌学書では、「くらぶ山」は山城国の山であるとはしているものの、その具体的な場所を特定していない。これらの歌学書では、「くらぶ山」と「くらま山」をそれぞれ別の歌枕として扱っている。在原元方紀貫之らの歌人が「くらぶ山」を歌枕として詠み、それらは「古今和歌集」に収められている。同様に、安法法師らの歌人が「くらま山」を歌枕として詠み、これは「拾遺和歌集」に収められている。このように、和歌においては暗部山と鞍馬山は異なる山とされる。

近世における地名としての暗部山に目を向けると、「都花月名所」では暗部山は鞍馬山のことであるとしているが、「都名所圖會」、「山城名勝志」などでは、鞍馬山の西に位置する貴船山が暗部山のことであるとしている。「雍州府志」では、暗部山は貴船山のことであるという説を先に挙げながらも、鞍馬山を暗部山とする説もあるとしている。このような混同が見られ、地名としての暗部山も鞍馬山のことを指しているとは断定できない。

鞍馬寺との関わり

鞍馬寺の現在の本尊である魔王尊、または、サナート・クマラが降り立った地であると言い伝えられている。鞍馬寺と鞍馬山は密接な関係にあり、「鞍馬山」と言った場合、鞍馬寺を指していることも多い。

交通

鞍馬寺#交通も参照。

周辺

関連項目

脚注

  1. ^ 国土地理院の測量成果による。
  2. ^ 京都市左京区の町名

鞍馬山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 15:37 UTC 版)

神様はじめました」の記事における「鞍馬山」の解説

真寿郎(しんじゅろう) 声 - 岸尾だいすけ 鞍馬本名僧正坊の息子。#主要キャラクター参照牡丹丸(ぼたんまる) 声 - 齋藤彩夏茅原実里ドラマCD) 鞍馬山の小天狗同い年天狗よりも少し成長が遅いためにまだ飛べず、かつて同じ境遇だった真寿郎に強い憧れ抱いている。可愛らしい外見とは裏腹に通った強い心の持ち主瘴気覆われ御山を救うために掟を破って下界飛び出し真寿郎を探していたところ、奈々生に助けられる。 翠郎(すいろう) 声 - 平川大輔遊佐浩二ドラマCD鞍馬育てた天狗。優しい心と美し外見持ち主女人扱い慣れていないため、奈々生の目を見て話せない17年前真寿郎を庇って雷獣打たれたことで翼を失い飛べなくなってしまったが、彼のことは恨んでいない。今は天狗の里の離れ暮らしており、17年振り御山帰還した真寿郎を優しく迎え入れた二郎(じろう) 声 - 羽多野渉岩崎愛少年時代自分にも他者にも厳格で、強さ第一に求め天狗逞しい身体の持ち主夜鳥半ばそそのかされる形で天狗の里の次期頭領狙っていたが、紆余曲折の末に改心した奈々生にはその最中一目惚れしており、彼女が雷獣襲われそうになった際には身を挺して助けたことで大怪我負ったが、奈々生が持っていた丹のおかげで全快した僧正坊(そうじょうぼう) 声 - 神谷明宇垣秀成ドラマCD鞍馬の父であり、天狗里である鞍馬山を治める長。里の天狗全員「家族」呼んでおり、父親的存在として寛容な心で全て受け入れている。その立場から、実子真寿郎とはあえて一線引いていたが、彼のことは本当に気遣っていた。夜鳥騙され真寿郎から預かってきたと渡された偽の文と羽根受け取って涙した際、夜鳥に魂を抜かれ石化したことで鞍馬山は瘴気包まれてしまうが、奈々生たち奮闘おかげで元に戻ることができた。

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鞍馬山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 05:22 UTC 版)

「真・女神転生IMAGINE」記事における「鞍馬山」の解説

元々は夏季イベント限定実装されたフィールドだったが、敵のバランス調整待機モーションが変わる装備など新たな報酬追加し2014年11月に再実装された。

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「鞍馬山」を含む「真・女神転生IMAGINE」の記事については、「真・女神転生IMAGINE」の概要を参照ください。

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