静電気放電とは? わかりやすく解説

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静電気放電

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 03:26 UTC 版)

静電気放電 ESD(Electro-Static Discharge)とは、帯電した静電気が放電する現象である。 物質や人体は、摩擦、誘導、剥離、接触により電荷を帯びる(帯電する)[1]。帯電するには2つの物体が必要であり、正電荷に帯電する側と負電荷に帯電する側に分かれ両者間には電界が発生する[2]。 また両者間には必ず空間など電気的に絶縁する部分が存在する[3]。すなわちコンデンサと同じような状況(寄生容量)に電荷がチャージされている状態が帯電[4]であり、一般に静電気と呼ばれる。 静電容量を超えて充電されると、絶縁を破壊して放電が発生する[5]。 例えば、雲が正電荷に帯電し、大地が負電荷に帯電して、空気という絶縁を破壊する静電気放電が落雷である。絶縁体である靴を履き、身体が正電荷に帯電しているときに、負電荷に帯電したドアノブにマイクロギャップまで接近した際に放電する現象が、いわゆる静電気と呼ばれている現象である。帯電は自然放電により中和されることもあるが、乾燥している状態などではかなり長期間維持することもある。冬季にトラブルが多いのはこの為である。




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