間接互恵性とは? わかりやすく解説

互恵的利他主義

(間接互恵性 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/22 15:26 UTC 版)

互恵的利他主義(ごけいてきりたしゅぎ)とは、あとで見返りがあると期待されるために、ある個体が他の個体の利益になる行為を即座の見返り無しでとる利他的行動の一種である。生物は個体レベルで他の個体を助けたり、助けられたりする行動がしばしば観察される。関係する個体間に深い血縁関係があれば血縁選択説による説明が可能だが、血縁関係がない場合(たとえば大型魚とソウジウオのホンソメワケベラ)にはこのメカニズムの存在が予測できる。


  1. ^ Axelrod, Robert (1984). The Evolution of Cooperation. Basic Books. ISBN 0-465-02121-2. 
  2. ^ Nowak, M. A.; Sigmund, K. (1998). “Evolution of indirect reciprocity by image scoring”. Nature 393 (6685): 573–7. doi:10.1038/31225. PMID 9634232. 


「互恵的利他主義」の続きの解説一覧

間接互恵性

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互恵的利他主義」の記事における「間接互恵性」の解説

トリヴァースによって提案され互恵主義長期的なつきあいがある二個体間で行われるであった。しかし人間の場合直接関係のない相手にも協力的な行動を示す。数理生物学マーティン・ノヴァク数学者カール・シグムンドが、間接互恵性により利他行動進化しうることをコンピュータシミュレーション示唆した。 間接互恵性とは社会的な評判通して間接的に行われる互恵関係である。自分直接利害関係にない相手であっても親切に振る舞えば気前良い利他主義者であるという評判高まり、他の構成員利他的行動示してくれやすくなるかも知れないこのような評判システムのもとで、見ず知らず相手への利他的行動進化したのだと考えられる

※この「間接互恵性」の解説は、「互恵的利他主義」の解説の一部です。
「間接互恵性」を含む「互恵的利他主義」の記事については、「互恵的利他主義」の概要を参照ください。

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