金屋石とは? わかりやすく解説

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金屋石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/22 01:14 UTC 版)

金屋石(かなやいし)は緑色凝灰岩: green tuff)の一種。富山県砺波市庄川町の庄川右岸、合口ダムから小牧発電所対岸の付近一帯で採掘される石材。青白色で福井県笏谷石によく似ている。柔らかい緑色凝灰岩であるため加工がしやすく、弾力性に富む。古くから金沢城辰巳用水などの石管に使われたほか、土蔵地蔵堂などの建材神社寺院狛犬灯籠などに用いられた。採掘は江戸時代に始まり、幕末に進展して明治時代に最盛期を迎えるが戦前・戦後を通してコンクリートの普及などで大きな打撃を受け、昭和40年代に採掘を停止した。金屋石採掘跡、金屋石石管 附.石工道具は砺波市ふるさと文化財に登録されている。


  1. ^ 『村々諸商売書出帳』、1845年(弘化2年)
  2. ^ 尾田武雄「千体の石仏を刻んだ明治の石工森川栄次郎」『北陸石仏の会研究紀要』第3号、1999年、北陸石仏の会
  3. ^ 北日本新聞「石の識別に新手法 種類や産地「帯磁率」で特定」、2015年7月1日


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