逸見猶吉
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逸見 猶吉(へんみ ゆうきち、1907年9月9日 - 1946年5月17日)は日本の詩人、童話作家。本名は大野四郎。画家としては、士路と号する。新聞記者の和田日出吉は兄、その妻の木暮実千代は兄嫁にあたる[1]。また、弟の大野五郎は画家[1][2]。
注釈
- ^ 1933年頃、厚生閣が出版していた季刊『文學』に「牙のある肖像」を発表。これは遺稿として雑誌『風雪』1947年4月號に再録された。なお、題と作者名との間に“Chacun drapé dans sa fierté solitaire-Lautréamont”とある。「牙のある肖像」『風雪』1947年4月號 22-25頁、田村泰次郎「逸見猶吉の死」『風雪』1947年4月號 70-71頁
- ^ 創刊号の編集兼発行人は逸見。
- ^ 在学中に富名腰義珍の許で空手を学ぶ。田村泰次郎「逸見猶吉の死」『風雪』1947年4月號 71頁
- ^ 草野心平からの伝聞によれば、引き揚げの途中に妻と次女は錦州兵営にて死去。他の3人の遺児は孤児となり帰国したが、栄養失調のため入院を要する状態であった。田村泰次郎「逸見猶吉の死」『風雪』1947年4月號 71頁
出典
- ^ a b つぶや記141和田日出吉のこと - 下関市立近代先人顕彰会田中絹代ぶんか館(名誉館長のつぶやき)
- ^ 大野五郎 - 八王子市夢美術館
- ^ 草野心平「覚え書」『逸見猶吉詩集』十字屋書店、1948年への添書き。
- ^ a b c イベントアーカイブ - NPO法人足尾鉱毒事件田中正造記念館(2012年11月11日「第6回学び舎研究会が開催されました」の箇所を参照)
- ^ a b 「難解さで埋もれた詩人 逸見猶吉(旧谷中村出身)『兇牙利』に新説」下野新聞2012年2月23日[1]
- ^ a b 大塚英良『文学者掃苔録図書館』(原書房、2015年)206頁
- ^ 『定本逸見猶吉詩集』思潮社、1966年
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