軍事将棋とは? わかりやすく解説

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軍人将棋

(軍事将棋 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/19 14:57 UTC 版)

軍人将棋(ぐんじんしょうぎ)とは、通常2人で行うボードゲームの一種。軍事将棋(ぐんじしょうぎ)、または行軍将棋(こうぐんしょうぎ)[1]とも呼ばれる。軍隊階級兵種を元にしたを用いて盤上にて競う。欧米圏ではストラテゴ(Stratego)という名称の同種のボードゲームがプレイされている。


注釈

  1. ^ 軍人将棋においては戦車をタンクと呼ぶことも少なくない。
  2. ^ 木製の駒は、木目に沿って割れ目や欠け等が発生した場合、それが目印になって駒の種類をプレーヤーに記憶されてしまう状況が頻繁に起こった。また木目は駒によって異なるので、そのことも判断材料になることもあった。プラスティックならば、傷や割れ目、汚れがない限り、どの駒も一様にできるので、上記のような心配がなくなった。
  3. ^ 特に、始めから大将を使ったときは、どの駒を倒したかわからない。
  4. ^ 例えば極端な例として、互いにスパイと大将だけが生き残っていたとき、互いにスパイを出して相殺することがありえる。
  5. ^ 殊に、総司令部に軍旗を置いてしまうと、味方の駒が入れない上に、そこに何もないことと同じになってしまうので、総司令部には絶対に置かないこと。
  6. ^ すぐには地雷と悟られない意味合いもある。 極端な例として、相打ちではなく 中将とスパイ(または、大将+少尉、大将+騎兵など)を当てても勝てないとなると もう地雷しかない、と言うかたちで推理する。これにより、時には早いうちから強い駒が撤去される可能性もあり、片方(あるいは双方)の難易度が上がる事もある。 反面、一般ルールと同様に騎兵または尉官+工兵(飛行機は勝てる駒が多いので勝った時に それが地雷か判断し難い)を当てる戦術もあるが、地雷だと確信するまでは可能な限り被害を少なくしなければならない。よって、このルールではまだ動いていない駒に飛行機以外の駒を当てることは駒の損失につながる恐れがあるため、特に将官は動いている駒にのみ当てるようにする(これは一般ルールにも共通して言える。)。 総じて、尉官など弱い駒で(判定は負けだが事実上の相打ちにより)地雷を撤去できる一般ルールと比較すると、地雷を残すルールは難易度が高くなるといえる。
  7. ^ 一例として、地雷の場合は一般ルールと同じでゲーム終了まで動かせないが、中将の場合は 動ける中将の駒が2つ存在する事になる。
  8. ^ 旧陸軍において、少尉が連隊旗手を務めていたことを意識していると思われる。
  9. ^ このルールでは、敵司令部までの経路が開いていれば、一手で工兵は司令部にたどり着いて地雷確認ができる。一般ルールに比べて敵司令部にたどり着きやすい。一方で自軍の司令部に地雷やスパイを置いたときには、工兵から守るために、回りを他の駒で囲んで守る必要がある。
  10. ^ 一般ルールでは、工兵はほかの駒に比べて少ない手数で敵司令部にたどり着くことができるが、このルールでは1マスずつしか進めないのでたどり着きにくくなる。
  11. ^ ただし、このタンクにおける勝敗は 現在まで登場した各種のTVゲームのメディアを含め一般ルールとして定着しており、ソフトメーカーは既にデファクトスタンダードルールとして認めている事になる。TVゲームからユーザーが増加していけば混乱を招くおそれもある。以上の事から、将来的には公式に覆る可能性も否定できず、今やローカルルールとは言えない状況にある。なお、この問題を打開する方法として、タンクを重戦車軽戦車(あるいは重戦車とタンク)に分けて、前者が工兵に勝ち、後者は負けるようにするルールも提案されている。
  12. ^ このルールでは、飛行機をどこに置いても、狙った駒を直接攻撃できる。スパイを動かす際には、飛行機に狙われる危険が大きくなる。
  13. ^ この場合あらゆる駒に敗れる、とされることもある。

出典

  1. ^ "行軍将棋". 改訂新版 世界大百科事典. コトバンクより2024年1月22日閲覧
  2. ^ 軍人将棋の世界 "軍人将棋連盟"
  3. ^ a b c 軍人将棋とは?ルールと遊び方・魅力を紹介。AIに勝てなくなってきた今こそやってみたい!”. 和樂web 美の国ニッポンをもっと知る! (intojapanwaraku.com). 小学館 (2019年11月8日). 2024年1月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月22日閲覧。
  4. ^ 高橋浩徳「日本と世界の行軍将棋 : 軍人将棋の発祥は日本だった」『大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要』第18号、大阪商業大学アミューズメント産業研究所、2016年6月、101-176頁、ISSN 1881-1949NAID 120006468668 
  5. ^ 増川宏一『日本遊戯史 古代から現代までの遊びと社会』平凡社、2012年、276-277頁。ISBN 978-4-582-46814-4 






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