行基図
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/01 05:25 UTC 版)
行基図(ぎょうきず)とは、古式の日本地図。奈良時代の僧侶・行基が作ったとする説があるが、当時作成されたものは現存しておらず、真偽は不明。但しこの図が後々まで日本地図の原型として用いられ、江戸時代中期に長久保赤水や伊能忠敬が現われる以前の日本地図は、この行基図を元にしていたとされる。こうした日本地図を一括して「行基図」、「行基式日本図」、「行基海道図」と呼ぶ場合がある。
- ^ 飯田剛彦「古代の地図」館野和己・出田和久編『日本古代の交通・流通・情報 3 遺跡と技術』(吉川弘文館、2016年) ISBN 978-4-642-01730-5 P342
- ^ 角田清美 (2006-03-16). “京都仁和寺と輝津館所蔵の「日本図」”. 専修人文論集 78: 227-228. doi:10.34360/00002543.
- ^ “国内最古級、欠損のない日本地図発見 北海道除く全国描く、室町時代作か”. 産経新聞社 (2018年6月15日). 2018年6月15日閲覧。(p.1)
- ^ a b “国内最古級、欠損のない日本地図発見 北海道除く全国描く、室町時代作か”. 産経ニュース (2018年6月15日). 2018年12月18日閲覧。(p.2)
- 1 行基図とは
- 2 行基図の概要
- 3 行基の地図作成伝説
- 4 参考文献
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