聖約
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 23:37 UTC 版)
バハイ教で重視されるものの一つに「聖約」と呼ばれるものがある。聖約は、人間が神の顕示者を通じて神と結ぶ約束で、神は人間を援助し指導するとされる。これは「大聖約」と呼ばれ、仏陀、イエス、ムハンマドなどの顕示者は、すべてこの大聖約を果たすために下されたと考えられている。また、顕示者の後継者に関して、顕示者と信者が交わす契約を「小聖約」と呼ぶ。まず、バハ・ウッラーの死後、後継者として息子のアブドル・バハを受け入れるよう信者と契約を交わし、アブドル・バハの死後はさらに、孫のショーギ・エフェンディ、そして万国正義院へと継承されていった。この聖約のおかげで、バハイ教は分裂とは無縁で、和合を保ってきた。
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