糸脈とは? わかりやすく解説

いと‐みゃく【糸脈】

読み方:いとみゃく

患者の脈どころに糸を掛け、その端を持って糸に伝わる脈を計ること。昔、貴人などの肌に直接触れることを避けるために行われた


糸脈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/09 20:52 UTC 版)

糸脈(いとみゃく)は、明治時代に近代医学を導入する以前に日本で行なわれたとされる診察法。その体に直接触れることが許されない高貴な人を医師が診察する際、を見るためにその人の手首を巻き、医師は離れた所で糸を伝わって来る脈を感じ取ったというもの。もとは中国から伝わったともされるが文献資料は少なく、医学史家の間では、一般的にそのような診察法の存在については否定的である。


  1. ^ 典薬寮は継続して設置されていたが、公式に医師を認定する制度がなかったので、その知識・技術・倫理は師弟関係を通して継承されるばかりでなく、全くの素人が糊口をしのぐために医者の看板を掲げる事が稀ではなかった。赤穂浪士の中で、江戸詰であった年配の者は医者になって時を稼いでいた。
  2. ^ (1743年 - 1828年)医師、博物学者。スウェーデン語は日本人になじみがなく、その正確な発音も知られていないので、彼の名前もツンベリー、テュンベリー、ツュンベルクなど幾つかの表記がある。
  3. ^ 今泉源吉『蘭学の家‐桂川の人々』
  4. ^ やまざきたすく(1888年 - 1967年)。裁判官として原敬暗殺事件などを担当後、弁護士に転ずる。東京帝国大学(現東京大学)等で医事法を講義し、日本医史学会理事長を務めるなど、医学史にも造詣が深かった。
  5. ^ 徳川幕府で、将軍やその家族の医療に携わった医官。
  6. ^ すずきとうや (1800 - 1852。)江戸時代後・末期の儒学者。弓術や文章、絵画に優れた。


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