箱男
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『箱男』(はこおとこ)は、安部公房の書き下ろし長編小説。ダンボール箱を頭から腰まですっぽりとかぶり、覗き窓から外の世界を見つめて都市を彷徨う「箱男」の記録の物語。「箱男」の書いた手記を軸に、他の人物が書いたらしい文章、突然挿入される寓話、新聞記事や詩、冒頭のネガフィルムの1コマ、写真8枚など、様々な時空間の断章から成る実験的な構成となっている[1][2]。都市における匿名性や不在証明、見る・見られるという自他関係の認識、人間の「帰属」についての追求を試みると同時に[3][4][5]、人間がものを書くということ自体への問い、従来の物語世界や小説構造への異化を試みたアンチ・小説(反・小説)の発展となっている[3][6][7][8]。
- 1 箱男とは
- 2 箱男の概要
箱男 (Kistenmann)
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「NECROMANCER」の記事における「箱男 (Kistenmann)」の解説
顔を紙袋で隠した小説家。スラムストリートに住む子供達、ジュジュとリイラからアイデアを貰ううちに彼らに愛着を持つ。モデルは漫画家の箱宮ケイ。
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