潮崎哲也とは?

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潮崎哲也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/06/16 16:04 UTC 版)

潮崎 哲也
埼玉西武ライオンズ コーチ #86
基本情報
国籍 日本
出身地 徳島県鳴門市
生年月日 1968年11月26日(40歳)
身長
体重
177cm
75kg
選手情報
投球・打席 右投右打
守備位置 投手
プロ入り 1989年 ドラフト1位
初出場 1990年4月14日
最終出場 2004年
経歴(括弧内は在籍年)
選手歴
コーチ歴
  • 西武ライオンズ
    埼玉西武ライオンズ (2007 - )
オリンピック
男子 野球
1988 野球

潮崎 哲也(しおざき てつや、1968年11月26日 - )は、元プロ野球選手投手)。現在は埼玉西武ライオンズ投手コーチ。徳島県鳴門市出身。

現役時代は投手として黄金期のライオンズを引っ張った。現役時代の背番号は16番。

目次

来歴・人物

鳴門高から社会人野球の松下電器に進み、1988年ソウルオリンピックでは野茂英雄古田敦也らと共に野球日本代表として銀メダル獲得に貢献した。1989年都市対抗野球大会にも出場している。

そしてこの年のドラフト1位で西武に入団する。右サイドスローから大きく沈むシンカーを武器に1年目からフル回転。145キロのストレートと100キロ前後のシンカー、さらに130キロ台のスライダーを投げ分けた。さらに、130キロ台の高速シンカーも編み出した。

1990年のルーキーには近鉄の野茂英雄がおり、奪三振ショーを繰り広げていたことで話題を独占。当初、潮崎の存在感は薄かったが、7月5日対オリックス戦での中継ぎ登板で8打者連続三振を成し遂げた事により、試合は西武は敗れたものの、スポーツ新聞の1面を飾り、知名度、人気とも急上昇(ちなみに連続三振記録は梶本隆夫及び土橋正幸の9者連続がプロ野球記録)。

その後も活躍を続け、1年目はリーグ優勝、日本シリーズ優勝共に胴上げ投手になった。その後も主に救援投手として1990年からの3年連続日本一に貢献した。

1993年には潮崎哲也-杉山賢人 - 鹿取義隆という救援リレー(この年発足したJリーグ広島の愛称になぞらえて『サンフレッチェ』と称された)で、勝ち試合において相手チームは7回以降手も足も出ない状況を作り出した。

1997年からはチーム事情及び本人の希望もあり先発に転向、転向1年目に12勝を挙げた。2000年頃から力の衰えが目立ち始めていたが2004年は大半が2軍暮らし、わずか13試合の登板に終わり、この年限りで引退。

引退後、西武の編成部調査担当に就任する。2005年では西武ジュニアの監督を務める。

2007年、グッドウィル投手コーチに就任。2008年より一軍投手コーチに就任。

年度別投手成績





























1990 西武 43 0 0 0 7 4 8 102.2 70 4 47 123 21 1.84
1991 45 1 0 0 10 3 5 92.1 90 12 32 60 46 4.48
1992 47 0 0 0 6 2 10 107 89 8 30 95 35 2.94
1993 53 0 0 0 6 3 8 83.2 63 2 27 64 11 1.18
1994 50 0 0 0 4 2 1 75.1 65 5 31 56 20 2.39
1995 45 0 0 0 5 6 12 70.1 48 1 22 76 15 1.92
1996 43 0 0 0 8 6 11 85.2 61 10 31 72 27 2.84
1997 27 5 1 1 12 7 0 174 157 18 59 108 56 2.90 3
1998 27 2 1 0 7 5 0 122.1 130 13 39 76 55 4.05
1999 20 1 0 0 5 3 0 74.1 92 10 20 54 38 4.60
2000 24 0 0 0 3 6 0 82 77 5 19 52 26 2.85
2001 21 0 0 0 1 0 0 36.1 43 3 9 29 18 4.46
2002 28 0 0 0 6 5 0 81 62 7 13 59 35 3.89
2003 37 0 0 0 1 3 0 50 55 6 24 29 27 4.86
2004 13 0 0 0 1 0 0 12.1 20 2 5 14 9 6.57
通算:15年 523 9 2 1 82 55 55 1249.1 1122 106 408 967 439 3.16
  • 各年度の太字はリーグ最高

主なタイトル・記録

エピソード

  • 一見するとプロ野球選手とは思えない甘いマスクの持ち主で多くの女性ファンを虜にした。西武黄金時代であり、笑顔を見る機会(優勝時など)が多く、より多くのファンを獲得している。
  • さらに童顔だったため、やくみつるのマンガでは大概ランドセルを背負った小学生キャラにされていた。
  • アマチュア時代には野茂英雄と親交が深かった。ソウル五輪に出場した際には、選手村のどこで何をするのも2人一緒だったという。
  • 潮崎のシンカーは一度浮き上がってから打者の手前でスッと沈む。この変化に打者は手も足も出ず、同僚の清原和博をして「ボールがホームベース直前で視界から消える。消える球は打てない。同じチームで良かった」と言わしめた。
  • テレビ朝日の番組ナンだ!?のインタビューによると、高校時代は変化の大きいカーブが武器だったが、ある時カーブとは逆の方向に落ちる球を投げられるようになりたいと思い、その投げたい球の軌道から逆算して、カーブの握り、リリース時の手首の方向をすべて逆にして投げたところ、スッとボールが沈んだ。これが魔球シンカーとの出会いであった。ちなみにそのシンカーの握りはバルカンチェンジのように中指と薬指でボールを挟んでいるように見えるが、本人によるとボールは薬指に乗っているだけとのこと。また、本人はこの投げ方でトップスピンをかけていると思っていたが、この番組内において実は回転軸がトップスピンよりジャイロボールに近い角度であることが判明した(回転軸が途中で変化するようにも見えるが、これはカメラの角度の変化による錯覚ではないかと取材を受けた姫野龍太郎は推測していた)。なお、『週刊ベースボール』によると、この時期は高校3年の春過ぎで、練習試合で対戦した投手が投げているシンカーに着目したのがきっかけだと言っている[1]
  • 前出の8者連続三振のことを潮崎本人が知ったのはその日の試合が終わってからだった。それを知った潮崎は「それを教えてくれれば絶対(9者連続三振以上を)狙ったのに」と悔しがったという。
  • 高津臣吾のシンカーはヤクルト所属時代の監督であった野村克也に「西武の潮崎哲也のシンカーを盗め」と言われて完成させたものである。
  • 上述の「サンフレッチェ」について、鹿取や潮崎のような右投げサイドスロー投手は基本的に左打者に相性が悪いと言われているが、潮崎は左打者をあまり苦にしておらず、右打者に相性のいい鹿取と併用されることで西武の万全の継投陣を支えてきた。
  • 2004年9月21日引退試合が西武ドームで行われた。1打席限定の登板で、対戦相手は同い年でこれが引退打席の佐藤幸彦千葉ロッテマリーンズ)であった。初球に魔球シンカーを投げた。最後の投球となった3球目はストレートを投げ、ライトフライにうち取った。試合後に引退の挨拶とともに選手たちに胴上げされた。
  • 2005年2月、西武編成部の潮崎は広島東洋カープの沖縄キャンプを視察。当時まだ知名度の低かった大竹寛を大絶賛した。入団から通算7勝にもかかわらず、10勝することを予言。2005年、大竹投手はシーズンを通じて大活躍、黒星先行ではあるものの10勝(12敗)、161奪三振の活躍をみせた。
  • 根っからの野球ファンでスカウト志望であることを早くから公言。甲子園大会は欠かさず観戦し、アマチュア選手の球歴にも詳しい。選手名鑑マニアでもあり、同じ趣味を持つ松坂大輔とは同志だった。
  • 編成部時代は他球団のトレード要員を探す調査担当だったが、甲子園や都市対抗には必ずスカウトに同行していた。
  • 編成部時代からスカウトへの転身を希望していたが、球団からはグッドウィル投手コーチを命じられる。コーチ就任希望のOBが多い中、精一杯抵抗したという異色の野球観を持つ。
  • グッドウィル投手コーチに就任した2007年からは「潮崎道場」と称し、かつて西武の投手コーチを務めていた森繁和直伝の指導法で若手投手陣の鍛錬に取り組んでいる。
  • 2008年5月24日の対巨人戦において始球式で登板。巨人の篠塚和典打撃コーチと真剣勝負をした。左中間へのヒットで、篠塚コーチに軍配が上がった。
  • 2008年西武、日本シリーズ第4戦で先発完封勝利した岸孝之に対して中2日の第6戦でベンチ入りすることを指示。岸は第6戦4回途中から中継ぎ登板し、6奪三振無失点の好投でシリーズMVPに輝いた。

脚注

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  1. ^ 「変化球握り大図鑑 シンカー 潮崎哲也」 『週刊ベースボール』2009年6月22日号、ベースボール・マガジン社、2009年、雑誌20444-6/22、8頁。

関連項目

先代:
宮本和知
日本シリーズ胴上げ投手
1990年
次代:
工藤公康






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