淀川長治とは? わかりやすく解説

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淀川長治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/04 07:57 UTC 版)

淀川 長治(よどがわ ながはる、1909年明治42年)4月10日 - 1998年平成10年)11月11日)は、日本雑誌編集者映画解説者、映画評論家


注釈

  1. ^ 1948年(昭和23年) - 1964年(昭和39年)まで編集長。1965年(昭和40年) - 1968年(昭和43年)の廃刊まで顧問。
  2. ^ 東京映画友の会 - 2017年12月22日閲覧
  3. ^ 永六輔は結成当初から顔を出していた。なお、淀川は和田誠も永と一緒に参加していたものと思っており、生前そう語っていたが、和田誠自身の回顧によると、和田は高校生の時に2度だけ参加したが、先輩メンバーの心ない発言のため参加をやめてしまったという。佐藤有一『わが師淀川長治との五十年』(清流出版)より。
  4. ^ 淀川のオリジナルではなく、合衆国の俳優でコメディアンだったウィル・ロジャースの言葉で“I never yet met a man that I didn’t like.”である。
  5. ^ 初期は「おかしな関西弁をしゃべる解説者」として不評だったが、「西部こぼれ話」と題した「西部劇の舞台」についての詳しい解説ぶりが徐々に人気を呼んだ。佐藤有一『わが師淀川長治との五十年』(清流出版)より。
  6. ^ 新年の放送では「ハイあけましておめでとうございます」から始まった。
  7. ^ 年末の放送では「どうか来年もよろしく「日曜洋画劇場」を楽しんでくださいね。それではサヨナラ、サヨナラ、サヨナラ…」と締めた。
  8. ^ 参考文献および当時の放送より。なお、映画『ラストマン・スタンディング』はギャング映画としての『用心棒』のリメイクである。
  9. ^ 講談社+α文庫で、『ぼくが天国でもみたいアメリカ映画100』、集英社で『最後のサヨナラサヨナラサヨナラ』が、河出書房新社で『映画監督愛』と編書『淀川長治、黒澤明を語る』、平凡社で『淀川長治ぼくの映画百物語』など約10冊。
  10. ^ ただし、実際には良質な作品の場合には映画のあらすじや制作秘話についてを中心に言及する一方で、つまらない映画の解説の時は映画そのものとは無関係な部分に言及するなど、その映画が駄目なものか良質のものであるかを暗に示していた。また、日曜洋画劇場では当初世界各国の名作映画をジャンル問わず積極的に取り上げていたが、淀川の晩年は権利や放送費高騰の影響で超大作の放送が困難になった事や、「視聴率が容易に取れるから」という理由などによりアクション映画が多くなっており、淀川が繰り返し語っていた「良い映画」を同番組で解説する機会は減少していた。
  11. ^ 実際、番組末期は「特別企画」と題して頻繁に邦画を扱っており、洋画に関してはほとんど扱わなくなっていた。
  12. ^ 本人の意思か局側の要請かは不明

出典

  1. ^ a b “サヨナラ淀川長治さんが死去”. ZAKZAK. (1998年11月12日). オリジナルの2004年8月9日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20040809220915/http://www.zakzak.co.jp/geino/n_November98/nws2980.html 2019年12月23日閲覧。 
  2. ^ 今どきな2つの理由で「金曜ロードSHOW!」は絶好調 他局も映画番組を復活か- ライブドアニュース - ウェイバックマシン(2020年11月20日アーカイブ分)
  3. ^ 荒井魏『映画少年・淀川長治』(岩波ジュニア新書)p.70
  4. ^ 上映スケジュール | 飯田橋ギンレイホール”. www.ginreihall.com. 2023年8月28日閲覧。
  5. ^ アメリカ占領下の日本 第4巻 アメリカン・デモクラシー企画・制作:ウォークプロモーション NPO法人科学映像館
  6. ^ a b 佐藤有一『わが師淀川長治との五十年』(清流出版)
  7. ^ ただし、出演最終日となった1998年(平成10年)11月15日放送分では体調の問題から終始前屈みで進行していた。
  8. ^ 私の映画の部屋―淀川長治Radio名画劇場 (1976年)(amazon)
  9. ^ “淀川さん葬儀に小森のおばちゃま”. ZAKZAK. (1998年11月13日). オリジナルの2004年8月6日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20040806075801/http://www.zakzak.co.jp/geino/n_November98/nws2986.html 2019年12月23日閲覧。 
  10. ^ 岡田喜一郎『淀川長治の映画人生』中央公論新社
  11. ^ a b c d e f g 『差別用語』(汐文社、1975年)p.53-55
  12. ^ 日刊鼠小僧 2010-02-27 18:07:04 サヨナラ、サヨナラ、サヨナラー65
  13. ^ 『私の舞踊家手帖』新書館 1996年
  14. ^ 児玉清『寝ても覚めても本の虫』ISBN 978-4-10-130651-3(新潮文庫、2007年)「淀川長治さんの言葉」
  15. ^ 「映画少年・淀川長治」荒井魏 著 ISBN 978-4005003563
  16. ^ 怪物くん | 1960年代 | TMS作品一覧”. アニメーションの総合プロデュース会社 トムス・エンタテインメント. 2023年8月28日閲覧。
  17. ^ NHK. “データベースで探す”. NHKクロニクル. 2022年11月19日閲覧。
  18. ^ ラジオドラマ資源:1979年”. mezala.la.coocan.jp. 2023年9月20日閲覧。
  19. ^ 第4回川喜多賞 淀川 長治氏 映画評論家”. 川喜多記念映画文化財団公式サイト. 川喜多記念映画文化財団 (1986年3月24日). 2020年7月5日閲覧。
  20. ^ 第15回 1986年度”. 日本映画ペンクラブ. 2021年4月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月16日閲覧。
  21. ^ 過去の受賞者2000年度 - 1971年度”. 朝日新聞社公式サイト. 朝日賞. 朝日新聞社. 2020年7月5日閲覧。


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