河合栄治郎とは? わかりやすく解説

河合栄治郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/17 04:57 UTC 版)

河合 栄治郎(かわい えいじろう、1891年2月13日 - 1944年2月15日)は、日本経済学者、社会思想家。東京帝国大学経済学部教授。第二次世界大戦前夜における著名な自由主義知識人の一人として、共産主義とファシズムに抵抗した。


  1. ^ a b 河合栄治郎「グレート・ワークスの世界 -近現代日本の思想と学問-」、神奈川県立図書館
  2. ^ 『東京帝国大学一覧 從大正4年至大正5年』東京帝国大学、1916年、p.120
  3. ^ 『東京帝国大学一覧 從大正9年至大正10年』東京帝国大学、1921年、p.617
  4. ^ 『東京帝国大学一覧 從大正15年至昭和2年』東京帝国大学、1927年、p.398
  5. ^ 『東京帝国大学一覧 從大正15年至昭和2年』東京帝国大学、1927年、p.370
  6. ^ 松井慎一郎『評伝河合栄治郎: 戦闘的自由主義者の生涯』120頁
  7. ^ 河合は3人のほかにも、多くの学者・研究者を育てた。それらの学者・研究者については、「指導を受けた門下生」を参照。
  8. ^ 「河合教授の四著書発禁」(東京堂年鑑編輯部編『出版年鑑 昭和14年版』東京堂、1939年、pp.79-80)
  9. ^ このことを最初に指摘したのは粕谷一希である。粕谷一希『河合栄治郎』日本経済新聞社、1983年。その思想の体系性を指摘し、図解したのは青木育志である。青木育志『河合栄治郎の社会思想体系』春風社、2011年。
  10. ^ このことを最初に本格的に採り上げたのは渡辺かよ子である。渡辺かよ子『近現代日本の教養論』行路社、1997年。教養主義者河合を描いたのは青木育志である。青木育志『教養主義者・河合栄治郎』春風社、2012年。
  11. ^ 河合の社会思想観については、青木育志『河合栄治郎の社会思想体系』春風社、1911年、61-62頁参照。
  12. ^ 「コミンテルンの崩壊」『社会政策時報』1934年3月。後『コミンテルンの運命』弘文堂、1950年。『マルキシズムとは何か』タイムス出版社、1932年。
  13. ^ 青空文庫「二・二六事件に就て」
  14. ^ 従来その評論に対しては、ファシズム批判と矛盾するとの説と、単に愛国的言動であるとの説があった。前者では名古忠行『フェビアン協会の研究』(法律文化社、1987年)、岩本典隆『近代日本のリベラリズム』(文理閣、1996年)、後者では扇谷正造「一記者の見た河合教授」(『河合栄治郎全集第6巻月報』1968年)、粕谷一希『河合栄治郎』(日本経済新聞社、1983年)あり。最近では松井慎一郎『評伝河合栄治郎』(玉川大学出版部、2004年)、青木育志『河合栄治郎の社会思想体系』(春風社、2011年)あり。
  15. ^ 河合は短い期間に多くの著作を発表した。その多産性とその秘密を指摘したのは青木育志であった。多産性については『河合栄治郎の社会思想体系』春風社、2011年、308-309頁、その秘密については『教養主義者・河合栄治郎』春風社、2012年、194-198頁。
  16. ^ 『学窓記』は『学生叢書』への執筆論文を集めたものである。
  17. ^ 河合が指導した学生から多くの学者が育った。その数の多さとその理由について解明したのは青木育志である。青木育志『教養主義者・河合栄治郎』春風社、2012年、109-112頁。


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