永遠の陽射しの頂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/30 01:04 UTC 版)
永遠の陽射しの頂(えいえんのひざしのいただき、英: Peak of Eternal Light、PEL)とは、太陽系の天体において、常に太陽光が差している場所。 赤道傾斜角のきわめて小さな天体上であり、かつ標高が高い必要がある。1837年、ヴィルヘルム・ベーアとヨハン・ハインリッヒ・メドラーによって初めて存在が提唱された。二人は月の極付近にある山々について、「……これらの山頂の多くは、(地球による食の時を除いて)永遠の陽射しの中にある」と述べた。1879年にもカミーユ・フラマリオンが、月の極には永遠の陽射しの頂があるだろう、と推測している。PELは、常時太陽エネルギーを受けられるため電気装置の設置が可能なこと、また比較的安定した温度範囲が保たれることから、宇宙開発や宇宙移民に有用であると考えられる。
- 1 永遠の陽射しの頂とは
- 2 永遠の陽射しの頂の概要
- 3 脚注・参考文献
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