歌枕「水無瀬川」とは? わかりやすく解説

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歌枕「水無瀬川」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 01:48 UTC 版)

稲瀬川 (神奈川県)」の記事における「歌枕「水無瀬川」」の解説

『万葉集』14・3366歌は、「美奈能瀬河泊(みなのせかは)」を詠む歌である。 麻可奈美 佐祢尓和波由久 可麻久良能 美能瀬河泊尓 思保美都奈武賀 ま愛(かな)しみ さ寝に吾(わ)は行く 鎌倉美奈瀬川に 潮満つなむか 川を渡って女のもとに通う男が、川に潮が満ちて遮られてしまうだろうかと歌う。以後和歌においては水無瀬川」として詠われることとなった『万葉集』でひとつ前に載せられた3365歌も、同じ鎌倉舞台とする相聞歌鎌倉見越しの崎の 岩崩(いわく)えの 君が悔ゆべき 心は持たじ」で、こちらに歌われた「見越しの崎」も歌枕となり(「御輿の崎」「神輿の崎」などとされ、これも比定諸説ある。稲村ヶ崎参照)、しばしば水無瀬川一対として詠われることとなる。たとえば『堀河百首』には源顕仲の「かまくらや みこしかたけに ゆききえて みなのせかはに みつまさるなり」がある。

※この「歌枕「水無瀬川」」の解説は、「稲瀬川 (神奈川県)」の解説の一部です。
「歌枕「水無瀬川」」を含む「稲瀬川 (神奈川県)」の記事については、「稲瀬川 (神奈川県)」の概要を参照ください。

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