漫画大快楽とは? わかりやすく解説

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漫画大快楽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/10 10:20 UTC 版)

漫画大快楽』(まんがだいかいらく)は、1975年から1982年まで檸檬社が発行していた三流劇画誌。ライバル誌『漫画エロジェニカ』『劇画アリス』と共に「三大エロ劇画誌」のひとつと称される。表紙イラストは辰巳四郎。最盛期(1979年)の発行部数は12万部[1][2]


  1. ^ 『別冊新評 三流劇画の世界』1979年 新評社 236頁
  2. ^ a b c d 青林堂月刊漫画ガロ』1993年9月号「特集/三流エロ雑誌の黄金時代」対談『漫画大快楽』小谷哲VS『漫画ピラニア』菅野邦明「スケベはエネルギーの源だ!」
  3. ^ 「私が大快楽からお声がかかったのは編集が代わったからです。その前の編集は硬派な漫画が好きでしたから。次の次の編集が、あの中森愛先生…だったことは今も秘密です」谷口敬のツイート 2020年12月13日のツイート
  4. ^ 亀和田武『雑誌に育てられた少年』(左右社)pp.200-201
  5. ^ 亀和田武『雑誌に育てられた少年』(左右社)p.201
  6. ^ 「メインのエロ作品が7に対して、ヘンなもの作品を3という比率にして、一般的なエロ(笑い)ではなく、できるだけ個人的なエロを突出させようという方針を徹底させてました。メインのほうの御三家が、あがた有為羽中ルイ能條純一で、ヘンなものの御三家は、ひさうちみちお平口広美蛭子能収でした。ほかに、宮西計三丸尾末広ひろき真冬三条友美ですか。おわかりのように、エロ系ガロ系の合体です。この流れは伝説の(?)『漫画ピラニア』などに受け継がれましたが、今思うと、一人ひとりの作家が個人的であるがゆえに、それぞれが独立したメディアだったというか、Hメディアは制約がないといわれますが、その分、ヤケになった感じで、自分のこだわりを拡大表現しちまうわけです」小谷哲「こだわりすぎるやり方が作家も編集者もイキイキとさせていた?」(扶桑社週刊SPA!』1992年10月28日号「マンガ、映画、雑誌、文学……を面白くする『Hカルチャーから育った天才・鬼才』」所載)
  7. ^ 谷口敬のツイート 2020年5月29日
  8. ^ 亀和田武『雑誌に育てられた少年』(左右社)pp.211-212
  9. ^ 内藤圭司「破滅型作家 板坂剛の研究 その1 三流劇画抗争の知られざる真相」檸檬社『漫画大快楽』1980年2月号,150頁
  10. ^ 高取英「三馬鹿劇画ブーム」(同人誌『発禁20周年本 真・堕天使たちの狂宴』所載)
  11. ^ 谷口敬のツイート 2018年11月29日
  12. ^ 小谷哲「さよなら、大快楽。超自然的実在が私を呼んでいる。」檸檬社『漫画大快楽』1980年6月号,146頁
  13. ^ 米沢嘉博戦後エロマンガ史青林工藝舎 2010年4月 p.253「第33章/エロ劇画界の再編とロリコンマンガ」
  14. ^ 檸檬社編集者の中森愛(五藤加純の実兄)によれば会社の倒産で原稿料や印税の未払いが発生したとのこと。(中森愛+五藤加純『二人でロリコメばかり描いていた』ネコ通信社 2019年12月31日発行 pp.38-43「対談:中森愛VS五藤加純 兄弟対決 二人でロリコメばかり描いていた―デビューから漫画ブリッコまで」参照)


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