柳本飛行場とは? わかりやすく解説

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柳本飛行場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/21 09:16 UTC 版)

柳本飛行場(やなぎもとひこうじょう)は、かつて奈良県磯城郡柳本町(のちの天理市長柄町、岸田町)に存在していた大日本帝国海軍飛行場である。正式名称は大和海軍航空隊大和基地[1]

概要

帝国海軍の航空基地であり、大和海軍航空隊近畿海軍航空隊司令部が置かれていた[1]

沿革

当初は海軍飛行予科練習生(予科練)教育航空隊である奈良海軍航空隊用として計画されたが、供用が開始されたのは既に戦局が悪化した1945年昭和20年)2月初旬のことである。戦後は米軍に接収されたが、接収終了後は農地に戻された。土地改良によって痕跡は薄れてはいるが、防空壕などの付帯設備の残骸が周辺各地に残っている[2]

年表

  • 1943年(昭和18年) - 予科練教育用として計画開始。
  • 1944年(昭和19年)
    • 6月 - 本格的な建設工事を開始。
  • 1945年(昭和20年)
    • 2月初旬 - 滑走路1本をはじめとする基地施設が概成。
    • 2月11日 - 第二美保航空隊が本基地へ移転し、大和海軍航空隊として開隊。
    • 終戦後 - 米軍により接収。

脚注

  1. ^ a b 天理 旧日本海軍建設の飛行場跡 映像や現地見学通して学ぶ”. NHK NEWS WEB. 日本放送協会 (2022年8月12日). 2022年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月25日閲覧。
  2. ^ 柳本飛行場について”. web1.kcn.jp. 天理市人権教育研究会. 2023年5月25日閲覧。



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