朝日杯将棋オープン戦とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > できごと > 競技会 > 将棋の競技会 > 将棋の棋戦 > 朝日杯将棋オープン戦の意味・解説 

朝日杯将棋オープン戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/29 00:50 UTC 版)

朝日杯将棋オープン戦(あさひはいしょうぎオープンせん)は朝日新聞社・日本将棋連盟主催の将棋棋戦。2006年度で終了した朝日オープン将棋選手権の後継棋戦として2007年に創設され、回次も第1回と改められた。優勝賞金は750万円[注釈 1]


注釈

  1. ^ 2017年の第11回より。それ以前は1000万円
  2. ^ 2016年の第10回まではタイトル保持者・棋戦優勝者・タイトル戦出場者の順に6人。
  3. ^ 朝日杯以外のNHK杯銀河戦が該当する。
  4. ^ 前回の予選通過者のうち本戦1-2回戦での敗退者が該当し、一次予選から参加の二次予選通過者は上位となる。前回の本戦シード者が2回戦までに敗退した場合、次回は一次予選から原則参加することになる(他のシード要件該当者を除く)
  5. ^ 以前は「永世称号者」でタイトル保持者の次だったが第1回の段階で存在しない為実質第16回から有効となりその時「永世資格者」もシード対象になった。序列に関しては例として第16回の場合糸谷哲郎八段が本戦シードとなっていて谷川浩司十七世名人及び森内俊之九段(十八世名人資格者)が二次予選シードとなっている。糸谷八段は前回予選から本戦出場者の中で順位戦の最上位のため前回本戦出場者の方が上位のシードとなる。
  6. ^ 第17回の場合、予選通過による本戦シードは増田康宏七段、三枚堂達也七段、西田拓也五段だったが、第16回までの場合広瀬章人八段、山崎隆之八段、増田康宏七段となる。
  7. ^ 本棋戦のほかに1日に2局以上の対局が組まれるものとしては、NHK杯予選や銀河戦棋聖戦一次予選(第81期以降)、叡王戦(段位別予選及び第3期~第5期の七番勝負の一部)、マイナビ女子オープン予選などがある。
  8. ^ プロアマ一斉対局と本戦準決勝・決勝は、将棋の公式戦では珍しく椅子に着席する形で行われる。本棋戦以外での椅子対局は、マイナビ女子オープン予選など一部のみである。
  9. ^ ただし、第11回(2017年度)のプロアマ一斉対局(2017年6月17日)は、当初関西将棋会館開催の大阪会場の対局は公開対局を予定していたが、対局当時デビュー戦から26連勝を飾っていた藤井聡太がプロ側のひとりとして出場。藤井の過熱する人気による混乱を避けるため、一転して非公開となった。
  10. ^ 2018年度(第12回)の場合、本来棋士番号314の池永天志から順番に10人が選ばれるが、棋士番号307番の藤井聡太は前回の優勝者のため本戦からの出場となるので代わりに棋士番号304の都成竜馬が選ばれた。
  11. ^ 順位戦C級2組からの降級・棋士編入試験の合格・奨励会三段リーグで次点(リーグ3位)2回獲得によりフリークラスに編入した棋士が対象となる。60歳以上で順位戦C級2組から降級した棋士を含む。ただし「フリークラス宣言」による転出者については含まれない。
  12. ^ 他棋戦においても同様の規定があるが、2022年時点での適用例は竜王戦のみとなっている。
  13. ^ 優勝した阿久津は本優勝により、「類まれなる成績」を収めたとして理事会で審議となり、結果昇段が認められ、2009年4月1日付けで七段に昇段した。
  14. ^ 優勝した八代は本優勝により、七段以下の昇段条件のひとつ「全棋士参加棋戦優勝」を満たし、同日付で六段に昇段した。
  15. ^ 将棋ソフト不正使用疑惑により、三浦九段は出場停止になり、第10回朝日杯に参加できなかった。
  16. ^ 優勝した藤井聡太五段は、朝日杯初出場初優勝、史上最年少での朝日杯および全棋士参加棋戦優勝。また、この優勝で七段以下の昇段条件のひとつ「全棋士参加棋戦優勝」を満たし、同日付で六段に昇段した。同2月1日に五段昇段したばかりの藤井は五段昇段から16日後の六段昇段となった。
  17. ^ 決勝戦は井上慶太門下による、同門兄弟弟子対決となった。前身の朝日オープン将棋選手権、全日本プロ将棋トーナメントの決勝戦を含めて、本棋戦初の決勝戦同門兄弟弟子対決となった。
  18. ^ 本棋戦初となる「竜王位」対「名人位」の決勝戦となった。また、タイトル数では「五冠」対「二冠」の対局となった。
  19. ^ 1局が同年8月8日に延期となったため、全9局での一斉対局となった(一斉対局はプロ5勝アマ4勝、延期局はアマ1勝)
  20. ^ 新型コロナウイルス感染拡大による第43期朝日アマ名人戦の延期に伴い、アマチュア枠からは横山大樹アマ(朝日アマ名人)と天野倉優臣アマ(前年の学生名人戦優勝者)の2名のみ出場し、一斉対局は行われなかった。1次予選1回戦として、7月25日に横山大樹アマ-服部慎一郎四段戦(プロ勝ち)、7月30日に天野倉優臣アマ-谷合廣紀四段戦(アマ勝ち)が行われた。
  21. ^ 7月10日に関西将棋会館で半数の5局が一斉対局(プロ5勝)。その他の5局は8月8日までかけて順次行われた。
  22. ^ 1局が同年7月13日開催となり、全9局での一斉対局となった。(一斉対局はプロ6勝アマ4勝、残り1局はプロ1勝)

出典

  1. ^ (日本語) 朝日杯将棋オープン戦、抽選結果発表~1次予選から見どころ満載~【第16回朝日杯将棋オープン戦】, https://www.youtube.com/watch?v=P8ZUdLgfhKs 2022年6月19日閲覧。 
  2. ^ 女流棋士・奨励会員・アマチュアにおける 棋戦優秀者への対応について|将棋ニュース|日本将棋連盟”. www.shogi.or.jp. 2021年2月7日閲覧。
  3. ^ 朝日杯アマプロ戦の見所は沢山ありますが、一つは新四段が棋士になり、挨拶廻りや祝賀会、支えてくれた皆様へのお礼が終わり、棋士としてのスタートの時期に〔負けられない闘い〕です。負けた新四段の姿は痛々しいものです。畠山鎮 - Twitter 将棋 棋士会 畠山鎮
  4. ^ Company, The Asahi Shimbun. “2人だけのアマ、気合十分 第14回朝日杯将棋、1次予選開幕 コロナの影響、例年は10人|朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2020年7月11日閲覧。
  5. ^ 第10回朝日杯将棋オープン戦 熊本地震復興祈念対局「棋士とのつどい」「公開対局」「大盤解説会」概要・募集要項”. 日本将棋連盟. 2018年1月26日閲覧。
  6. ^ 朝日杯将棋オープン戦、名古屋で開幕 公開対局、満席に”. 朝日新聞デジタル (2018年1月13日). 2018年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月26日閲覧。
  7. ^ Company, The Asahi Shimbun. “第12回 朝日杯将棋オープン戦 名古屋対局|朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2018年12月26日閲覧。
  8. ^ フリークラス棋士の引退について|将棋ニュース|日本将棋連盟” (2010年7月14日). 2010年7月14日閲覧。
  9. ^ 羽生竜王と藤井四段、公式戦初対戦が早くも実現 マイナビニュース、2018年1月27日
  10. ^ 羽生善治竜王と藤井聡太四段が公式戦で初対決!AbemaTVで2・17生中継 TV LIFE、2018年1月27日
  11. ^ 一次予選・二次予選の一部及び本戦1回戦・2回戦の半分(1回戦4局、2回戦2局)
  12. ^ 「AbemaTV」将棋チャンネルにて『第12回朝日杯将棋オープン戦』を独占生中継! - 日本将棋連盟・2018年6月28日
  13. ^ プレーバック2.17 羽生善治VS.藤井聡太 最強の極意 NHKオンライン


「朝日杯将棋オープン戦」の続きの解説一覧




固有名詞の分類

このページでは「ウィキペディア」から朝日杯将棋オープン戦を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から朝日杯将棋オープン戦を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から朝日杯将棋オープン戦を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「朝日杯将棋オープン戦」の関連用語

朝日杯将棋オープン戦のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



朝日杯将棋オープン戦のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの朝日杯将棋オープン戦 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS