時代世話二挺鼓とは? わかりやすく解説

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時代世話二挺鼓

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/09/28 09:11 UTC 版)

時代世話二挺鼓』(じだいせわにちょうつづみ)は、江戸時代中期の文学作品。山東京伝黄表紙の代表的な作品。3冊。発刊は1788年(天明8年)。京伝27歳の作品。 挿絵は喜多川行麿作。版元は蔦屋重三郎


  1. ^ 黄表紙は大人向けの絵本といわれる程に挿絵が本文同様に重要な役割を果たしている。挿絵と本文を並行して味わうところは現在の漫画と同様である。したがって挿絵と本文のバランスには大変気を使った。
  2. ^ 私娼屋の集まった非公認の遊里が岡場所だから、岡場所内裏とは公認されていない内裏という意味。
  3. ^ 尾花屋・梅本は深川にあった当時一流の茶屋。
  4. ^ 南鐐二朱銀は安永元年から通用した銀貨で一両の八分の一の二朱の価値をもっていた。霊岸島の娼婦の代金は二朱だから南鐐二朱銀1枚で買える。安上がりな遊びをしながら大臣ぶるという皮肉
  5. ^ 大文字屋市兵衛は吉原の狂歌グループの中心で狂名は加保茶元成。したがって吉原の狂歌連中の名前が帳場にでも張ってあったのかもしれない。
  6. ^ 歌舞伎の所作で、1つの舞台で順に7つの役に扮して踊るもの
  7. ^ 秀鶴は中村仲蔵の俳名、杜若は岩井半四郎の俳名。いずれも変化所作事で当時好評を博していた。
  8. ^ 芝居の評判記では、高評価は大出来といったので、大出来の反対と皮肉った。
  9. ^ 叩き鉦に紐をつけたものを8つ腰に結びつけ左右に振りながら両手に持った撥でうつもので歌念仏などに使用した。
  10. ^ 歌舞伎「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」にある「しんぞ命をあげ巻の、これ助六が前わたり、風情なりける次第なり」のもじり。親王将門が命をささげるという意味で使っている。
  11. ^ 1人の女郎に馴染み客が重なった場合、もらいがかかった場合は遣らなければならなかった
  12. ^ 盛り場にある弓場では、矢が的に当たるとカチリ、的を外れると外側に張った皮に当たるのでドドンという音がしたらしい。


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