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星野椿

星野椿の俳句

今日よりも明日が好きなりソーダ水
塔見えてくれば京都や花の旅
夏潮に一直線に出漁す
朝顔のぱつと開きし濃紫
湖に暑さ去りゆく夕かな
短夜や今日しなければならぬ事
蝶々に大きく門の開いてをり
 

星野椿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/12 06:58 UTC 版)

星野 椿(ほしの つばき、女性、1930年2月21日[1] - )は、日本の俳人星野立子の長女で高濱虚子星野天知の孫にあたる。

略歴

東京市生。本名・中村早子。白百合短期大学中退。母立子の没後、1984年に立子の「玉藻」主宰を継承。「ホトトギス」同人。有季定型、花鳥諷詠を守りつつ「見たまま思ったままを写生すること」を作句信条としている。鎌倉虚子立子記念館代表、鎌倉同人会理事、星野立子賞選考委員などを務める。句集に『早椿』『華』『波頭』『雪見酒』『マーガレット』『金風』、他の著書に『これからはじめる俳句入門』など。「玉藻」1,000号を機に息子で俳人の星野高士に主宰を譲り、2014年6月28日より名誉主宰となる。神奈川俳壇選者[2]

著書

  • 『俳句とともに』角川書店 1996
  • 『マーガレット 句集』角川書店 2004
  • 『これからはじめる俳句入門』ナツメ社 2008
  • 『金風 星野椿句集』ふらんす堂文庫 2011

共編著

  • 『俳句吟行帖 玉藻探勝会抄』編 博友社 1988
  • 『立子俳句365日』編著 梅里書房 名句鑑賞読本 1991
  • 『星野立子全集』全4巻 稲畑汀子,高木晴子共監修 今井千鶴子ほか編 梅里書房 1998-2000
  • 『音の一句』有馬朗人,宇多喜代子,中原道夫,三重県俳句協会共編 角川学芸出版 2005
  • 『木の一句』有馬朗人,宇多喜代子, 中原道夫,三重県俳句協会共編 角川学芸出版 2006
  • 『山の一句』有馬朗人,宇多喜代子, 中原道夫, 三重県俳句協会共編 角川学芸出版 2007
  • 『光の一句』有馬朗人,宇多喜代子, 中原道夫,三重県俳句協会共編 角川学芸出版 2008
  • 『火の一句 俳句のくにから』有馬朗人,宇多喜代子, 中原道夫,三重県俳句協会共編 角川学芸出版 2009
  • 『国の一句 俳句のくにから』有馬朗人, 宇多喜代子,中原道夫,三重県俳句協会共編 角川学芸出版 2010
  • 『人の一句 俳句のくにから』有馬朗人,宇多喜代子, 中原道夫,三重県俳句協会共編 角川学芸出版 2011
  • 『三代 句集』星野立子,星野高士共著 飯塚書店 2014
  • 『行路 季題別句集』星野立子, 星野高士共著 鎌倉虚子立子記念館 2015
  • 『花をめぐる物語』安西篤子,太田治子,尾崎左永子,小池昌代,馬場あき子共著 かまくら春秋社 2015

参考文献

  • 稲畑汀子 編 『ホトトギスの俳人101』 新書館、2010年、168-169頁

外部リンク

脚注

  1. ^ 『文藝年鑑』2008
  2. ^ 2022年2月23日発行「神奈川新聞」特集14ページ



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