慰安婦像
別名:従軍慰安婦像
韓国が主張している、いわゆる「従軍慰安婦問題」に関して、韓国挺身隊問題対策協議会が日本への抗議の意図を示すため、韓国・ソウルの在韓日本大使館前に無断で設置した少女の像。2011年12月14日に置かれた。
慰安婦像はブロンズ製で、日本大使館の方を向いて椅子に腰掛けた格好をしている。日本政府は韓国政府に対して抗議、および撤去の要請を行ったが、韓国政府は事実上黙認する姿勢をとった。ちなみに、韓国挺身隊問題対策協議会は民間の団体である。
2011年12月18日、日本の野田佳彦内閣総理大臣と韓国の李明博大統領がシャトル外交による日韓首脳会談を開いた。李明博大統領は、会談の席で従軍慰安婦問題を取り上げ、日本側に「誠意ある措置」を講じるよう要請している。
日本側は、従軍慰安婦問題については法的に完全に解決済みであるとの立場を表明している。
慰安婦像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/21 09:01 UTC 版)
慰安婦像(いあんふぞう)は、旧日本軍慰安婦の少女時代をモチーフとして作成されたとされる銅像である[1][2][3]。韓服を来て椅子に座っている、最初の像のモデルは、彫刻家の11歳時の娘である[4]。17歳未満の女性は慰安婦になれないが[5]、像が幼い少女の姿であるのは彫刻家の構想によるものである[4]。在韓日本大使館前で挺対協主催の日本軍『慰安婦』問題解決全国行動(水曜デモ)[6]の1000回目を記念して、2011年に日本大使館前に設置した[7]のを皮切りに、大韓民国に多数設置されている。国外における設置は韓国系現地人・コミュニティが正義連などの支援を受けながら民族的なアイデンティティを結集するシンボルとして行っている[8][2][9][10][11]。正義連の理事を務めている夫婦は、2022年5月時点100体近い像で30億ウォン(約2億7000万円)以上を売り上げている[12]。日本側は在韓日本大使館前の慰安婦像は外交関係に関するウィーン条約違反にあたるとし[13]、慰安婦問題日韓合意でも「韓国政府は、日本政府が在韓国日本大使館前の少女像に対し、公館の安寧・威厳の維持の観点から懸念していることを認知し、韓国政府としても、可能な対応方向について関連団体との協議を行う等を通じて、適切に解決されるよう努力する。」と明記されたが、遵守されていない[14][15]。
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