従輪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/02 01:33 UTC 版)
従輪(じゅうりん、英語: trailing wheel)は、機関車において動輪より後ろにある車輪、また非駆動輪(non-driving wheel)のことである[1]。この項では前者について述べる。通常、従輪の車軸は台車に配置されており、この台車のことを従台車という。大型の機関車の中には、重い列車を牽引して起動する時や勾配において低速で運転する時に追加の牽引力を得るために従台車にブースターを装備していることがある。
- ^ JIS E 4001:1999 では従輪を「動力車における動輪以外の車輪」とのみ規定している。一方、普通鉄道構造規則第182条では従台車の車輪の意味でのみ「従輪」の語が用いられている。JIS B 0186 移動ロボット用語では「駆動輪 (動輪)」「従動輪 (従属輪,従輪)」が用いられている。非駆動輪の意味での従輪からの類推、あるいは先輪と従輪の総称としての先従輪からの逆成か「後従輪」という言葉が用いられる場合があるが、誤用であろう。
- ^ 同時に低熱量の石炭を使用する路線でも採用された。
- ^ Alfred W Bruce.(1952) The Steam Locomotive in America - Its Development in the Twentieth Century New York, U.S.A. : Bonanza Books. p239-40, 256-57
- ^ C60、D60、D61、D62
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