弱鍵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/23 01:16 UTC 版)
暗号理論において、弱鍵 (弱い鍵、英語: weak key) とは、特定の暗号で使うと、その暗号が望ましくない振る舞い方をするようになる鍵のこと。弱鍵は通常、鍵空間全体のごく一部にすぎない。これは、メッセージを暗号化するためにランダムな鍵を生成したとき、弱鍵によってセキュリティ上の問題が発生する可能性が極めて低いということを意味する。それでもやはり、暗号には弱鍵が存在しない方が望ましいと考えられている。弱鍵が存在しない暗号はフラットまたはリニアな鍵空間を有していると言われる。
- ^ NIST, Recommendation for the Triple Data Encryption Algorithm (TDEA) Block Cipher, Special Publication 800-67, page 14
- ^ FLUHRER, S., MANTIN, I., AND SHAMIR, A. Weaknesses in the key scheduling algorithm of RC4.
- 1 弱鍵とは
- 2 弱鍵の概要
- 3 弱鍵の不存在という設計目標
- >> 「弱鍵」を含む用語の索引
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