WEPとは? わかりやすく解説

ウェップ【WEP】

読み方:うぇっぷ

wired equivalent privacy》⇒ダブリュー‐イー‐ピー(WEP)


ダブリュー‐イー‐ピー【WEP】

読み方:だぶりゅーいーぴー

wired equivalent privacy無線LAN暗号化方式規格脆弱性改善したWPA新規に開発された。


WEP

フルスペル:Wired Equivalent Privacy
読み方ウェップ

WEPとは、無線LAN安全な通信を行うための暗号化技術のことである。

WEPにおいて、通信盗聴から守るために使用している暗号化技術は、RC4呼ばれるストリーム暗号手法である。WEPでは、64ビット、または、128ビット暗号化キー使われる暗号化キーは、64ビットよりも128ビットの方が暗号強度高く通信秘匿性が高いとされている。

しかし、比較容易に解読されてしまうことが分かってきたため、その脆弱性対策として、新たな暗号化技術であるWPAWi-Fi Protected Access)が2002年10月登場した

セキュリティのほかの用語一覧
暗号化方式:  デジタル署名  電子公証サービス  トリプルDES  WEP  XKMS
認証方式:  AntiMalware-ASP  AXE

WEP (Wired Equivalent Privacy)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 14:18 UTC 版)

無線LAN」の記事における「WEP (Wired Equivalent Privacy)」の解説

無線LAN初期規格セキュリティの脆弱性指摘されており、WEP方式利用推奨されない。WEPのパスワード10程度解読可能であり、AirSnortなどのクラッキングソフトが出回っているため、容易に乗っ取りが可能である。

※この「WEP (Wired Equivalent Privacy)」の解説は、「無線LAN」の解説の一部です。
「WEP (Wired Equivalent Privacy)」を含む「無線LAN」の記事については、「無線LAN」の概要を参照ください。


WEP

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/10 14:21 UTC 版)

初期化ベクトル」の記事における「WEP」の解説

IEEE 802.11暗号アルゴリズムとしてWEP(Wired Equivalent Privacy)があるが、WEPの使用するIVは「弱く」、容易に解読可能である。なりすましパケット注入により、WEPは5分以内解読できるこのため、WEPは急速に廃れた

※この「WEP」の解説は、「初期化ベクトル」の解説の一部です。
「WEP」を含む「初期化ベクトル」の記事については、「初期化ベクトル」の概要を参照ください。


WEP

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 06:16 UTC 版)

関連鍵攻撃」の記事における「WEP」の解説

関連鍵攻撃によって攻略された暗号プロトコルで最もよく知られた例としては、Wi-Fi無線ネットワーク使用されるWired Equivalent Privacy(WEP)が挙げられる。WEPで保護されネットワーク中の無線ネットワークアダプタ無線アクセスポイント全て同じWEP鍵を共有する暗号化にはストリーム暗号であるRC4使用するストリーム暗号においては基本的に一度使用した暗号鍵再度使用することはできない。そのためWEPでは、同じ鍵が使用されるのを防ぐため、各メッセージパケットに24ビット初期化ベクトル(IV)が含まれている。各パケットRC4キーIVとWEPキー結合して作られる。ここで、WEPキー変更手動で行う必要があり、またWEPキー変更通常さほど頻繁に行われない。そのため攻撃者側からみると、各パケット暗号鍵には全て同じWEPキー使われていると仮定できる。このことが、WEPの脆弱性証明する一連の攻撃きっかけとなった。最も単純に理解できる方法としては「24ビットIV取りうる値はたかだか1700通りしかないという事実を利用した方法がある。誕生日のパラドックスにより、任意の4096パケット取得したとき、その中に同じIV共有しているパケット2つあるという可能性は高いと言える。そして、これはRC4キーについても同じことが言える。これによりパケット対す攻撃が可能となる。より致命的な攻撃方法としては、RC4弱鍵利用して最終的にWEPキー回収する方法がある。2005年には、アメリカ合衆国連邦捜査局が公式のデモンストレーション行い広く使用可能なツール使って約3分で攻撃が可能であることが示された。

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