公立図書館
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公立図書館(こうりつとしょかん)とは、都道府県および市町村(特別区を含む)その他の地方公共団体が設立し、公費で運営する方式を採用する図書館のことである。
注釈
- ^ ベッドタウンならば、文芸、趣味、育児などに関する書籍に対する需要が予想されるし、農村地帯や中小企業の町工場の集中する地域では農学関係や工学関係の技術方面の専門性の高い書籍への需要も生じる。その地域で市民の専門性の高い研究会活動や市民運動が活発な場合、そうした団体の活動の指針となる専門性の高い資料をそろえていくことも必要であるし、逆に地域を基盤とする研究会、文芸サークルなどの機関誌、研究報告などを図書館資料として入手する努力も行わねばならない。需要の高い分野では最新情報に触れるための専門雑誌の定期購読も検討されることとなる。
- ^ 例えば利用者からの要求が多かったために複本で導入したベストセラー書籍などは、利用頻度が減少してもそのまますべてを保存し続ければ、書庫の限られた空間を圧迫してしまう。
- ^ 雑誌の場合には資料性が高いものでも1館で全てを背負い込んで保存を試みるとやはり限られた空間を圧迫するので、近隣のいくつもの図書館で連携して保存館を分担していくことも行われる。新聞や雑誌で除籍して廃棄する場合、地域に関連した部分だけスクラップブックを作成して保存を行う場合もある。
- ^ 設置機関である地方自治体などの発行する広報誌などで、上記のような資料の紹介を行い、図書館の利用法をアピールすることも行われている。
出典
- ^ 森 2016, pp. 54–55.
- ^ 森 2016, p. 61.
- ^ 森 2016, pp. 62–64.
- ^ 森 2016, pp. 70–71.
- ^ a b 森 2016, p. 71.
- ^ 森 2016, p. 76.
- ^ 森 2016, pp. 76, 78.
- ^ a b c d 浅沼直樹・上月直之「駅前に図書館 にぎわい呼ぶ 交流の場、まちづくりの核に 茨城・土浦 来館8ヵ月で40万人超 栃木・那須塩原 高校生立ち寄りやすく」日本経済新聞2018年8月25日付朝刊、地方経済面北関東41ページ
- ^ a b 「図書館のない市」全国9市 大阪・守口市、脱却図る p.1 産経新聞 2019年6月11日
- ^ a b 「図書館のない市」全国9市 大阪・守口市、脱却図る p.2 産経新聞 2019年6月11日
- ^ 令和5年度 図書館等複合施設整備に向けた取組み 宮城県富谷市 2024年2月13日
- ^ (仮称)桜川市複合施設建設 茨城県桜川市 2023年5月25日
- ^ 大原公民館棟改修・図書館整備事業について 千葉県いすみ市 2024年01月30日
- ^ 公立図書館がない市を教えて下さい。 - レファレンス協同データベース 国会国立図書館 2012年8月3日
- ^ 令和5年度図書館要覧 宮若市立図書館 2023年7月
- ^ 令和5年度筑後市立図書館要覧 p.4 福岡県筑後市 2023年6月
- ^ 「つがる市立図書館」がイオンモールつがる柏内に開館 TRC図書館流通センター 2016年6月13日
- ^ 黒石市立図書館オープン 陸奥新報 2022年7月2日
- ^ イオンモールのユニクロ跡地が市立図書館に 賃料はお得な月10万円 朝日新聞 2023年4月14日
- ^ 全国自治体の23%「公立図書館なし」 子どもの本離れ心配 /新潟 毎日新聞 2023年6月16日
- 1 公立図書館とは
- 2 公立図書館の概要
- 3 市町村立図書館
- 4 脚注
- 5 外部リンク
- 市町村立図書館のページへのリンク