京職
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京職(きょうしき)とは、日本の律令制において京内の司法、行政、警察を行った行政機関である。古訓は、「みさとづかさ」[1]。唐名は、京兆府、馮翊、扶風など。なお、江戸幕府の京都所司代の別称を、京職(きょうしょく)といった[2]。
- ^ 万葉集 16・3859
- ^ 旺文社 古語辞典 第3版 「きゃうしき」「きょうしょく」「みさとづかさ」より
- ^ 職員令をみると、国司の職掌のうち、寺社・駅伝・勧農・烽候などは京職は行わず(地理的に不要もしくは他の中央官司が行う)、市廛(市場とそこにある店舗)・度量衡・道橋の修理清掃などは京職独特の職務である(市川、2009年、P15-21)。
- ^ 市川、2009年、P14-27
- ^ 『類聚三代格』巻17所収・貞観18年6月3日付太政官符
- ^ 市川、2009年、P128-140・166-179・189-192
- ^ 市川、2009年、P82-98
- ^ 『日本三代実録』貞観4年3月15日条
- ^ 市川、2009年、P103-113・269-278
- ^ 市川、2009年、P216-264
- ^ 今谷明『戦国大名と天皇 室町幕府の解体と王権の逆襲』(講談社学術文庫、2001年) ISBN 4-06-159471-0 P89-94
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