川島彷徨子とは? わかりやすく解説

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川島彷徨子

川島彷徨子の俳句

うごけばひかる真夏の空を怖れけり
うつぼぐさ川霧さりしあかるさに
ついに鳴り轟きにけり寒の雷
クラリネット光のごとく南風にきこゆ
一と鍬に野蒜の白き球無数
一握の砂に草の実まじりけり
厚司著て銑鉄のあがらぬ日の仲仕
吸入の一心生毛ぬらしつつ
土手こして千鳥枯野へちらばれる
夏蜜柑の種子あつむれば薄緑
大き蛾がゑひどれのごとく先ゆけり
川の淵寂寥は雪山よりくるか
朝風の棗はひかるばかりなり
柿青き山の町水湧きはしる
毛虫焼くちいさき藁火つくりけり
水無月のとほき雲けふもとほくあり
泡たてゝ雪代の水脈日に滾る
涸れなんと川はいよいよ曲りくねる
満つる潮ぞくぞくと船虫を生む
父よ貧し褞袍をわれにゆづりたまへる
真菰の芽おびただしはや白蛾ゐつ
胡瓜の葉うごくに深き空を知る
色うすき竜胆摘みてみれば濃し
草たけて紫華鬘色うすし
蜜柑ちぎり相模の海のあをきにくだる
金魚藻にせばめられつつ溝の水脈
青き空うごかず干布団かへす
颱風をきし足拭けどしめりとれず
駒つなぎ咲きゐて鮠も釣れゐたり
 




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