岸本由香とは? わかりやすく解説

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岸本由香

岸本由香の俳句

いちじくに指密会を見てしまふ
うすらひや息づかひはた翅づかひ
きんいろのスープを皿に抱卵期
この道の果ては洋館夏の蝶
ころおんと鶴鳴く千代紙を買ひに
てのひらに受けるならくちあけの雪
ぬくめ酒町屋跡より鶴の骨
ゆふさりの雪に風呂敷濡らさぬやう
仏壇を閉ぢれば闇や雁の声
凍鶴になるらむ此処に鶴折らば
夕桜あけたてしづかなる人と
好色のまことしやかにとろろ汁
春眠のさめぎはに聞く鳥のこゑ
晩涼や桐の箱より大首絵
月の庭幾度も思ひ出す鼻梁
木簡の欠片ここにも養花天
木賊どれほど我に等しき一駄とは
梅雨の夜の標本室に匂ひあり
母の帯の鶴かうと啼く夕冷に
流星を見しと机のうへにメモ
烏賊に軟骨わたくしに骨なきところ
猩猩緋纏うて雪を踏みしめむ
羅や水族館に鰭あまた
花の種買ふためだけに靴を履く
花堤ぼんやりと人恋ひたれば
蝶を野に飼うて三人姉妹かな
身ほとりを冷ますあやめを植ゑにけり
雑技団育ちの童色鳥来
鳥籠に鳥ゐてしづか涅槃雪
黒髪を減らすな父母冷やし飴
 




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