岡野金次郎が目にしたウェストンの所有していたロープ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 03:43 UTC 版)
「クライミングロープ」の記事における「岡野金次郎が目にしたウェストンの所有していたロープ」の解説
日本で登山好きが初めて用途を知った上で本格的クライミングロープを目にしたのは岡野金次郎であると考えられている。横浜に住んでいた岡野は1894年に徴兵検査で小島烏水と知り合い、お互い甲種合格でなかったことから仲良くなり、以後たびたび登山をともにした。1902年に一緒に槍ヶ岳に登り、その後勤務先で梱包されている本に槍ヶ岳の写真があるのを発見し、その本の著者ウォルター・ウェストンが横浜在住であることを知り、手紙を出して面会を申し込み、ウェストンの自宅を訪問し登山談義をしたが、この際居間にあったピッケル、登山靴、リュックサックなどとともにクライミングロープを見せられ使い方も伝授された。しかし当時の日本の登山はレベルが低く、その実情から言ってクライミングロープが必要な登山は全く行なわれておらず、岡野の登山用具への関心はせいぜい登山靴、バックパックまでであった。
※この「岡野金次郎が目にしたウェストンの所有していたロープ」の解説は、「クライミングロープ」の解説の一部です。
「岡野金次郎が目にしたウェストンの所有していたロープ」を含む「クライミングロープ」の記事については、「クライミングロープ」の概要を参照ください。
- 岡野金次郎が目にしたウェストンの所有していたロープのページへのリンク