〒910-1311 福井県吉田郡永平寺町大野島
〒831-0045 福岡県大川市大野島
大野島
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大野島(おおのしま)・大詫間(おおだくま)は福岡県大川市と佐賀県佐賀市にまたがる三角州。筑後川の最下流にある島。福岡県側と佐賀県側とで名称が異なる。島の北半分(福岡県域)を「大野島」と呼び、南半分(佐賀県域)を「大詫間」と呼ぶ。本項では島全体について記述する。
- ^ a b 『2 地理的環境』(pdf)佐賀市、29-30頁 。2021年5月23日閲覧。
- ^ 大詫間島が『慶長年中肥前国絵図』に載っていない理由は、島が存在しなかったからではなく意図的な不記載であり(『§4 藩財政と年貢 §§(1)佐賀県の財源としての川副』佐賀市、144-165頁 。2021年5月23日閲覧。同146頁)、年貢を免れるなどの理由があったと類推される。
- ^ 『慶長年中肥前国絵図』に大詫間島は描かれていないが、この島が記載された『肥前一国絵図』は正保4年(1647年)に作成され、面積の手がかりとして長さ28丁、横13丁と記した(『§4 藩財政と年貢 §§(1)佐賀県の財源としての川副』佐賀市、144-165頁 。2021年5月23日閲覧。)。年貢の石高は延宝9年(1691年)に巡見使が395石余りと記録している(同146頁、164頁「綱吉様御代替 廻国上使江差出候書付扣」)。
- ^ “筑紫次郎の世界:筑後川流域の伝説と暮らし”. www5b.biglobe.ne.jp. 古賀勝. 2004年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月24日閲覧。
- ^ 地図ミステリー愛好会 編『日本地図の謎おもしろ島々地図』廣済堂出版〈廣済堂文庫. ヒューマン文庫〉、2007年、[要ページ番号]頁。ISBN 978-4-331-65409-5。
- ^ 山口家住宅(佐賀市川副町) あそぼーさが(佐賀県観光連盟)、2022年7月22日閲覧。
- ^ “佐賀市重要無形民俗文化財:松枝神社奉納浮立”. 佐賀市公式ホームページ. 佐賀市 (2015年3月24日). 2021年5月24日閲覧。 “松枝神社奉納浮立 所在地/佐賀市川副町大詫間 松枝神社 指定年月日/昭和56年12月15日 約300年前から伝承されてきたものである。御供日には豊作豊漁を感謝、祈願して松枝神社(大詫間)に奉納される伝統的民俗芸能である。天衝舞の舞人は天衝という冠をかぶり、神前で囃子に合わせて舞い、太鼓を打つ。”
- ^ 「〈中世I〉§二 文永・弘安の役 §§(4) 論功行賞」『第1巻 地理的環境・原始・古代・中世編』(pdf)佐賀市、1977年、397頁 。
- ^ a b c “筑後川の治水事業の歴史(明治以前の主な治水事業) 筑後川河川事務所 国土交通省 九州地方整備局”. www.qsr.mlit.go.jp. 2021年5月24日閲覧。 “大野島村…『慶長9年(1610年)、三潴郡民津村、三郎左衛門という者、筑後河口に寄洲あることを発見して、之が開拓に従事し、数10歩の地を得たり。その形、釜の蓋に似たるを以って、人呼んで釜蓋島と唱へ、又向野といへり、元和2年(1616年)に至り改めて大野島と称す。当時肥前の居民、又該洲の南端を開墾して大詫間島と称し、漸次その歩を進め、二者相接するに至りて止みたりという』。現大川市。 (中略) 大詫間村…この地の開発について、開発史によれば、「文禄の頃、北部に筑後の農民が芦を植え、潟地への成長を待ち、40年後の寛永10年(1633年)に至って新田を開いた。肥前の農民も南の島に潟地を埋立てた」と、あるように、河床や潮の関係で、自然に堆積した土砂に乱杭や石土手等を用いる治水方法と、自生、あるいは植栽による芦・萩・水防林等によって、この開発が進められたものと思われる。現在佐賀郡川副町。”
- ^ a b “第1章 都市の現況(3)産業”. 大川市. pp. 14-15. 2021年5月24日閲覧。
- ^ tsunasaga.jp (2021年4月21日). “「大詫間小学校3・4年生光樹トマトハウス見学」”. 佐賀市からのお知らせ. まなざし君(子どもへのまなざし運動). 佐賀市. 2021年5月24日閲覧。
- ^ tsunasaga.jp. “大詫間公民館”. 大詫間. 2021年5月24日閲覧。
- ^ 『嫌われ松子の一生』山田宗樹(原作)、中島哲也(監督・脚本)、中谷美紀ほか(出演)。アミューズソフトエンタテインメント、東宝(発売)、2006年11月。ビデオディスク 1枚。ビスタ; ステレオ音声: 日 (5.1) ・日 (DTS/5.1) ・音声解説 字幕: 日。別題『Memories of Matsuko』。
- ^ 行政資料コーナー > 旧市町村史(誌) > 佐賀市史:第一巻(昭和52年7月29日発行)
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