大つごもり (小説)
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『大つごもり』(おおつごもり)は、樋口一葉の短編小説。1894年(明治27年)12月、『文學界』第23号に発表し、1896年(明治29年)2月には『太陽』(博文館)に再掲載された。井原西鶴の文体や発想を意識的に取り入れた最初の作品で[1]、一葉が写実性を深め、はじめてその独特の作風を獲得した作品だと位置づけられている[2][3][4]。
- ^ a b 「『大つごもり』の構造」(文学 1974年5月号)。前田 1989, pp. 185–202に所収
- ^ a b c d 「第一編 樋口一葉の生涯 丸山福山町時代――栄光の座と死の病」(小野 2016, pp. 91–120)
- ^ a b c 「第二編 作品と解説〔大つごもり〕」(小野 2016, pp. 125–133)
- ^ a b 三好行雄「解説」(新潮文庫 2003, pp. 271–282)
- ^ 「九 樋口一葉 大つごもり」(キーン現代1 2011, pp. 316–317)
- ^ 浦川知子「『大つごもり』について」『駒沢短大国文』第13号、駒澤短期大学国文研究室、1983年、89-100頁、ISSN 02866684、NAID 110007002090。
- ^ 「第一編 樋口一葉の生涯 龍泉寺町時代――塵の中」(小野 2016, pp. 71–90)
- ^ 「未完の生涯(明治28年~明治29年・死)」(樋口アルバム 1985, pp. 80–96)
- 1 大つごもり (小説)とは
- 2 大つごもり (小説)の概要
- 3 脚注
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