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多摩弁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/12/06 16:53 UTC 版)
多摩弁(たまべん)とは、東京都多摩地域と神奈川県北部、埼玉県入間地域(川越市周辺)で用いられている日本語の方言で、西関東方言に含まれる。 書籍「杉並の伝説と方言」では、多摩弁が杉並の方言として紹介されており、多摩郡の範囲内であった現在の中野区付近まで使われていた方言であるとも考えられる。 区部に近い北多摩東部では、あまり聞かれない。
言い回し
語彙
あるってく 歩いて行く
あんよ あるよ 多摩弁では全般的に語中の「る」は「ん」に転訛しやすい。
あによ あんだって 何よ 何だって 同じく語頭の「な」は「あ」に転訛しやすい。
うざったい うざい 元々、多摩南西部周辺の野菜の漬物の名前や、植物などがいっぱい生えていて邪魔くさい、不快、気持ち悪いなどの意味(うざってる、うざっしい)であったが、区部に出るにつれて「むかつく」などの意味に変化した。西多摩郡檜原村が発祥という説もある。
えんでる 茶碗などにヒビが入ってる事を「えむ」と言う。 用例「この茶碗、えんでるから茶が漏るよ」
おかっこま 正座。特に小さい子供などが、おすましして座ってる様子をいう。
落っこちる 落ちる
おっぺす 押す
かがみっちょ トカゲ(表皮が光っていることから)
こわい 硬い。用例「メシがこわいじゃんか」
七面倒くさい しちめんどくさいと読む。面倒くさいの意。 略して「しちめんどい」と言う場合もある。
~じゃん ~べ
だぁよ だよ
チャリ・ちゃりんこ 自転車
ちゃける 壊れる
どどめ 桑の実
はけ 崖(がけ)の意
パチ 嘘(嘘っぱち)の意。 用例「おめぇ、パチこいてんべ?」
へつる 少しだけ減らす、削る。
まっかちん アメリカザリガニの意、色が真っ赤であったことからで、主に南多摩で使われる。
まっと 標準語の「もっと」を「まっと」と言う。 用例「まっと、がんばれ(標準語・もっと、がんばれ)」
関連項目
固有名詞の分類
多摩弁に関連した本
- 豆しばのお弁当 渡部 祥子 主婦と生活社