声にならない鳥のうたとは? わかりやすく解説

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声にならない鳥のうた

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/24 19:39 UTC 版)

声にならない鳥のうた
漫画:声にならない鳥のうた
作者 谷口ジロー
出版社 教育社
掲載誌 『デイリープログラム』1970年12月1号
テンプレート - ノート

声にならない鳥のうた』(こえにならないとりのうた)は、日本国の漫画家、谷口ジローの漫画作品である。

概説

谷口ジローの商業デビュー作は、長らく少年画報社の『ヤングコミック』第5巻第26号(1971年12月22日号)に掲載された『嗄れた部屋』とされてきたが、谷口ジローが歿してから3か月ほど経ったころ、自宅から本作の「前編」部分が発見された[1][2]。掲載誌は教育社の『デイリープログラム』第1巻第16号(1970年12月1号)で、『嗄れた部屋』より約1年ほど早いことから、谷口ジローの著作権を管理する一般財団法人パピエは、谷口ジローの商業デビュー作を本作に改めることにした[2]。「前編」以外は発見されていない[3]。当初は用紙を縦長に使い全24頁の作品であったが、同誌が横長の判型であったため、用紙を横長に使い全て描き直された[4]。『デイリープログラム』は教育社が月2回発行した受験対策用問題集である[2]。本作は、平凡社から2018年10月26日に発行された『谷口ジロー 描くよろこび』に所収されている[5]。なお、双葉社の『漫画アクション』第14巻第19号(1980年4月19日増刊号)に異字同訓の谷口ジロー作品『こえにならない鳥のうた』が掲載されているが、別の作品である[4][6]

あらすじ

男は、Lと呼ばれる人物を殺すため、街でLを探していた[4]

初出

『デイリープログラム』第1巻第16号(1970年12月1号)、教育社[2]

単行本

日本語

『谷口ジロー 描くよろこび』に所収された[5]

脚註

出典

  1. ^ マンガ原画に関するアーカイブ(収集、整理・保存・利活用)および拠点形成の推進 実施報告書”. 学校法人京都精華大学. 大日本印刷 (2019年2月). 2023年12月17日閲覧。
  2. ^ a b c d 黒木貴啓 (2018年10月23日). “漫画家・谷口ジローの魅力を総括した一冊が発売 死後発見された幻のデビュー作も初収録”. ねとらぼ. アイティメディア. 2023年12月17日閲覧。
  3. ^ 『谷口ジロー 描くよろこび』, pp. 122–128, 谷口ジロー発表作品初出誌&単行本データ.
  4. ^ a b c 『谷口ジロー 描くよろこび』, pp. 129–141, 声にならない鳥のうた.
  5. ^ a b 谷口ジローの画業を1冊にまとめた「描くよろこび」単行本未収録のデビュー作も”. コミックナタリー. ナターシャ (2018年10月26日). 2023年12月17日閲覧。
  6. ^ 谷口ジロー「こえにならない鳥のうた」『週刊漫画アクション』第14巻第19号、双葉社、東京、1980年4月19日、145-164頁、全国書誌番号:00010894 

参考文献




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