国例とは? わかりやすく解説

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国例

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/05 15:39 UTC 版)

国例(こくれい)は、国衙法を構成する慣習法の一つ。国衙やその在庁官人国内統治の為に用いた。


注釈

  1. ^ 現在把握されている国例の初期のものとされる『類聚三代格』所収の大同5年5月11日付太政官符の記事に藤原緒嗣として「雖有国例、未見格式」(国例に有りと言えども未だ格式に見ず)という記述がある。
  2. ^ ただし、宮川麻紀は元命は国例そのものは遵守していたが、手数料などの名目で追加徴収をしたことで不当な利益を得たことが糾弾されていると解釈して、むしろ元命のような国司でも国例を無視する事は困難であったと説明している[4]

出典

  1. ^ 石母田『中世的世界の形成』第2章(初出:1946年)の説
  2. ^ 宮城『延喜式の研究』論述篇第1篇第1章(初出:1957年)の説
  3. ^ a b 宮川、2020年、P202-206.
  4. ^ 宮川、2020年、P199-202.


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