回転数制御
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/10 06:54 UTC 版)
一般的には遠心式圧縮機の場合、吸い込み側の圧力損失は軸動力の増加に繋がり、ベーン機構での風量を絞る手法では効率低下を招く。回転数制御機構が取り入れられている場合は、圧縮機インペラーのプロフィールを元に計算されたサージング曲線と、実測値の吸い込み側圧力と吐出側圧力を計測し、圧力比を演算したのち、プロフィールと照らし合わせ、設定冷水出口温度を保ったまま、サージングが発生しない程度まで回転数を可能な限り下げる動作を行い、容量制御を実現している。よって、吸い込み側ベーンが全開のまま回転数だけで制御出来る範囲を大きく取れれば取れるほど、機器の消費電力は低下する。
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