名古屋ボストン美術館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/25 06:32 UTC 版)
名古屋ボストン美術館(なごやボストンびじゅつかん)は、かつて愛知県名古屋市中区金山に所在した美術館。アメリカのボストン美術館の姉妹館。名古屋ボストン美術館自身は資料の収集・保有はせず、展示資料はすべてボストン美術館から借り受けるシステムとなっていたが、2018年10月8日をもって閉館した。その後の施設利用は名古屋市が公募[1]。2020年から2023年度まで、名古屋市が金山南ビル美術館棟として短期利用向け美術展示館を運営している。
- ^ a b 「条件悪い?来月閉館の名古屋ボストン美術館 公募に遅れ」朝日新聞DIGITAL(2018年9月13日)2018年9月24日閲覧。
- ^ ボストン美術館ニュース2018 No.63
- ^ 名古屋ボストン美術館アンケート参考掲示物
- ^ a b 『日本経済新聞』2007年3月31日付
- ^ 美術館運営・管理学の岩淵潤子は、朝日新聞の取材に応じ、名古屋ボストン美術館の姿勢を批判して次のように述べた。「美術館は入場料収入だけで賄える施設ではありません。開館時すでに不況で、これほど不平等な契約では赤字拡大は予測できたはず。美術館は一度つくったら続ける義務があるとの考えが無かったのかと疑いたくなります」。学芸部の廃止については、「運営する財団がハコさえあればいいと表明したわけで、美術館は学芸員がつくるものだという発想が無い。施設の根幹に関わる問題です」と述べた。「名古屋ボストン美術館閉館へ 文化資源生かす観客育たず-静岡文化芸術大・岩淵潤子助教授に聞く」『朝日新聞(夕刊)』2003年8月9日付12面
- ^ 名古屋ボストン美術館「閉鎖は視野にない」小笠原新理事長」『中日新聞』2005年3月24日付。
- ^ 「ボストン美術館支援へ 名古屋市基金取り崩し方針 存続確実に」『毎日新聞(夕刊)』2006年3月23日付
- ^ 2014年8月20日中日新聞朝刊7面
- ^ 名古屋千種ロータリークラブ、2006-2007年度例会卓話集、馬場駿吉「名古屋ボストン美術館のこれまでとこれから」2007年3月20日。※名古屋千種ロータリークラブのホームページ上の“gallery”をクリックすると2006-2007年度例会卓話集へつながり、各人の講演要旨が閲覧できる。
- ^ 2016年5月26日中日新聞朝刊
- ^ 朝日新聞2016年6月10日付
- ^ 名古屋ボストン美術館ニュース2017年No.62
- ^ 2018年6月12日中日新聞朝刊20面
- ^ 「大赤字で閉館した美術館 その跡地利用は再び美術館か いったいなぜ」『中京テレビ』、2018年11月5日。2019年2月24日閲覧。
- ^ “旧名古屋ボストン美術館短期貸し出しへ 2021年2〜5月にバンクシー展│OutermostNAGOYA 名古屋×アート、舞台、映像…”. www.outermosterm.com. 2021年1月30日閲覧。
- 1 名古屋ボストン美術館とは
- 2 名古屋ボストン美術館の概要
- 3 立地・概要
- 4 その他
固有名詞の分類
- 名古屋ボストン美術館のページへのリンク