台湾総督府
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台湾総督府(たいわんそうとくふ、旧字体:臺灣總督府)は、日清戦争終結後、その講和条約である下関条約に基づき清国から割譲された台湾を統治するために設置された日本の出先官庁。
注釈
- ^ 始政式を行い、業務を開始した日[1]。以後毎年6月17日「台湾始政記念日とされる。法令上は、初代台湾総督の任命の日の5月10日又は組織規程の「台湾総督府仮条例」を制定施行した5月21日に設置されたとみるべき。
- ^ 台湾総督府官制が効力を失った日とされる日。実質的には昭和20年(1945年)10月25日の中国側への降伏により消滅
- ^ 日本国憲法施行の際現に効力を有する命令の規定の効力等に関する法律(昭和22年4月18日法律第72号)第1条の3の「行政官庁に関する従来の命令の規定で、法律を以て規定すべき事項を規定するもの」に該当するため。ただし、国立国会図書館の法令索引の[2]では、実効性喪失としている。
- ^ 1896年3月30日には勅令として同条例のほか、台湾総督府評議会章程・台湾総督府民政局官制・台湾総督府地方官官制・台湾総督府税関官制・台湾総督府撫墾署官制・台湾総督府直轄諸学校官制・台湾総督府郵便及電信局官制・台湾総督府燈台所官制・台湾総督府測候所官制・台湾総督府製薬所官制・台湾総督府職員加俸支給規則・台湾総督府巡査及看守手当支給規則・嘱託員及雇員使用竝技師技手俸給支出ノ件・台湾総督府文官特別任用令が制定された(官報1896年3月31日)。
出典
- ^ 外務省条約局法規課(1964) p141
- ^ 台湾総督府官制(明治30年10月21日勅令第362号)
- ^ 「台湾総督被仰付 海軍大将 子爵樺山資紀」JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.A03023348100、公文別録・親任官任免・明治二十二年~昭和二十二年・第一巻・明治二十二年~明治三十一年(国立公文書館)
- ^ 「台湾ニ総督府ヲ被置ニ付総督府条例起草稟申ノ処目下御裁可不相成ニ付他日之参考ノ為留置ノ件」JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.A04010011400、公文雑纂・明治二十八年・第一巻・内閣一・内閣一(国立公文書館)
- ^ 外務省条約局法規課(1964) p141
- ^ 「台湾総督府条例ヲ定ム」JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.A01200796100、公文類聚・第十九編・明治二十八年・第七巻・官職二・官制二・官制二(陸軍省二~北海道庁府県)(国立公文書館)
- ^ 外務省条約局法規課(1964) p143
- ^ 『官報』第3631号「授爵・叙任及辞令」1895年8月6日。
- ^ 『官報』第8139号、明治43年8月8日。
- ^ 『制海のいしずえ』義弟 片山徹吉と総督府庁舎片山徹、e-Bookland、2008年4月
- ^ 台北の歴史を歩く11「台湾総督府(現総統府)周辺片倉佳史、交流No.848、2011.11
「台湾総督府」の例文・使い方・用例・文例
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