原始中飛車の対処法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/13 05:05 UTC 版)
後手が原始中飛車で、下の第1-1図から△5五歩▲同歩△同銀と仕掛ける。これに対して先手は▲2四歩△同歩▲2五歩と継ぎ歩の反撃に出るのが好手。以下△2五同歩▲同飛△3四歩▲2四歩で先手優位。 第1-1図 原始中飛車の対処法(角道不開型)△持駒 なし ▲持駒 なし図は▲5八金右まで 第1-2図 原始中飛車の対処法(角道不開型)△持駒 なし ▲持駒 なし図は▲7八玉まで ただし、第1-2図のように先手陣が5筋の備えが出来ていない場合、△5五歩▲同歩△同銀に対して先手が▲2四歩△同歩▲2五歩と継ぎ歩の反撃に出ても、△3四歩▲2四歩には、今度は△5六銀があり、▲2三歩成には△8八角成▲同銀△2七歩が成立ずる。以下▲1八飛なら△2三金、また▲2七同飛なら△6七銀成から5八角などの強襲が利く。このため第1-2図から△5五歩▲同歩△同銀には▲5八金右として、第2-1図への局面に持ち込むことになる。 第2-1図 原始中飛車の対処法(角道開型)△持駒 なし ▲持駒 歩図は▲6六銀まで 第2-2図 原始中飛車の対処法(角道開型)△持駒 なし ▲持駒 銀歩図は▲6七金まで 第2-1図は、上記第2図から後手が△5五歩▲同歩△同銀と仕掛け、以下▲5七銀右に△5六歩とするが、先手は▲6六銀とかわす。以下△6六銀▲同歩から△5七銀にも▲6七金として、△6八銀▲同金に再度△5七銀としても▲5八歩で攻めは続かない。
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