南海会社とは? わかりやすく解説

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南海会社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/05 14:53 UTC 版)

南海会社(なんかいがいしゃ、: The South Sea Company)は、18世紀イギリスで設立された勅許会社のひとつ。当初は、南アメリカ大陸およびその周辺諸島とイギリスとの貿易を独占すること、特にアフリカ奴隷スペイン西インド諸島に輸送し、その利益を得ることを主たる目的に、1711年トーリー党の指導者で大蔵卿ロバート・ハーレーによって設立された。その後、南海会社は、グレートブリテン王国 (イギリス) の財政危機を救うため、国債の一部を南海会社が引き受けて貿易による利潤でそれを賄うこと、および、スペインとのユトレヒト条約で得たアシエントの権利によりスペイン領西インド諸島との奴隷貿易を行う事業もやるようになった。また、南海会社は貿易事業だけでなく金融事業にも参入し、1720年には「南海泡沫事件」を引き起こした。南洋会社とも訳す。




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