北九州学術研究都市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/09 14:18 UTC 版)
北九州学術研究都市(きたきゅうしゅうがくじゅつけんきゅうとし、Kitakyushu Science and Research Park)は、福岡県北九州市の若松区西部にある、高等教育機関や研究所が集まる都市。発展が期待されるアジア諸国に近い地理的な条件を生かし、産官学一体となって、先端科学技術に関する教育・研究機関の集積をおこない、アジアの中核的学術拠点を目指している。九州最大の工業地帯である北九州工業地帯に位置する。
北九州学術研究都市では、北九州学術研究都市連携大学院という取り組みが行われている。世界全体で起きている自動車の電子化についての競争に対応すべく、連携大学院にカーエレクトロニクスコースを設けている[1][2]。北九州学術研究都市では、早稲田大学大学院情報生産システム研究科、北九州市立大学国際環境工学部・大学院国際環境工学研究科、九州工業大学大学院生命体工学研究科、九州歯科大学、産業医科大学、英国クランフィールド大学、安川電機などが連携している[3][4][5][6]。 北九州学術研究都市の専攻である脳情報専攻の21世紀COEプログラム「生物とロボットが織りなす脳情報工学の世界」(拠点リーダー・山川烈)は中間評価でA評価を受けている[7]。
若松区・八幡西区にまたがる約335haを都市機構が区画整理事業により整備をおこない、大学・研究施設のみでなく、計画人口約3,500人の住宅地および商業地の整備を一体的に進めている。
- ^ 北九州学術研究都市連携大学院カーエレクトロニクスコース[リンク切れ]
- ^ 北九州学術研究都市連携大学院カーエレクトロニクスコース 連携大学院について 事業背景・目的 [リンク切れ]
- ^ 北九州学術研究都市 学研都市について 北九州学術研究都市概要
- ^ 北九州学術研究都市 大学・研究機関・企業
- ^ 九州工業大学大学院生命体工学研究科に連携講座ヒューマンメカトロニクスを開設- 安川電機[リンク切れ]
- ^ 国立大学法人 九州工業大学 大学院 生命体工学研究科 構成[リンク切れ]
- ^ 九州工業大学21世紀COEプログラム「生物とロボットが織りなす脳情報工学の世界」
- ^ “コミュニティ放送局に免許状交付”. 九州総合通信局 (2009年6月5日). 2009年7月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月3日閲覧。
- ^ “Air Station Hibiki会社概要”. 2022年6月9日閲覧。
- 1 北九州学術研究都市とは
- 2 北九州学術研究都市の概要
- 3 脚注
- 北九州学術研究都市のページへのリンク