判例時報とは? わかりやすく解説

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判例時報

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/14 02:34 UTC 版)

判例時報(はんれいじほう)は、株式会社判例時報社が月3回発売している法律雑誌。略称は判時(はんじ)。B5判、縦書き。1953年(昭和28年)、彦坂竹男が創刊。

概要

主要な最高裁判例[1]及び重要な下級審判例の全文を掲載しており(ただし別表等は省略されることがある)、冒頭にその判例の背景、要旨、意義等についての解説が付されている。

判例タイムズ誌と並ぶ最も一般的な判例紹介誌であり[2]、判例を入手するためによく用いられる。

民集刑集等の公式判例集に登載されていない判例(時にこれらの公式判例集に登載されている判例も)で本誌に掲載されたものは、本誌の号数と冒頭のページ数をとって「東京地判平成○年○月○日判時○号○頁」[3]のような形で引用されることが多い。

また、例年「最高裁判所民事(刑事)破棄判決等の実情」など最高裁判所調査官が最高裁判例を紹介・解説した記事が掲載されるほか、各種連載記事や論文も掲載されている。

毎月1日号には別冊として「判例評論」が綴じ込まれている。

脚注

  1. ^ 判例(はんれい)は裁判所裁判で下す判決などのことで、その法解釈が後々の裁判の先例となるもの。
  2. ^ 法律実務家に広く読まれている雑誌としては他にジュリスト誌があるが、同誌では判例の全文は掲載されず、要旨の紹介と解説のみである。
  3. ^ 「東京地判」は東京地方裁判所判決の意味。

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