公認スキーパトロール
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公認スキーパトロール(こうにんスキーパトロール)は、全日本スキー連盟が公認するスキーパトロールの資格である。スキー場の安全管理を目的としており、コースの管理(コース外や危険個所へのネットの設置等)や怪我人の救護を行う。スキー技術はもちろんのこと、ロープワークや気象の知識、怪我人の搬送技術や応急処置の技術も求められる。あくまでも医療資格ではないため、怪我人発生の際は応急処置を施した後スノーモービルやアキヤボートで搬送し、診療所や救急車へ引き渡す。SAJ公認スキーパトロールは検定を受検し合格することで資格を得ることができる。
注釈
- ^ この名称等については【アルペン】競技規則(ICR) 2018年7月版 (PDF) 680.1「リジッドポール」による。
- ^ 「たけやらい」と読む。細い竹のポール(入手困難等の場合、プラスチック製の規制用ポールや競技用リジッドポール(可倒しないポール)[注釈 1]で代用する事もある)2本を、コース上の障害物・積雪不足箇所等立入禁止場所の付近に×形に組んだもの。広範囲に複数を組み合わせたり、標識テープを組み合わせる事もある。[1]
- ^ スキー場は基本的に私有地のために、法律上は雪上車両関連の免許所持は必要ない場合もあるが、公道における各種免許証の所持や、あらかじめ雪上車両や建設機械の講習会を受講・受検などして資格を取得する必要があるケースもある。[12][13]
- ^ 公認スキーパトロール検定規程 (PDF)
- ^ 公認スキーパトロール検定基準と実施要領(H30.12.13改正) (PDF)
- ^ a b c d e f g h 公益財団法人 全日本スキー連盟 定款 (PDF) 第6条(事業年度)により、連盟における事業年度を毎年8月1日から翌年7月31日までの期間と定めている。これは日本においての通常のスキーシーズンが考慮されている。
- ^ 一例として、公益財団法人 北海道スキー連盟によって行われているケースである[16]。
- ^ 公認スキーパトロール研修会規程 (PDF) による。
- ^ 功労スキーパトロール規程 (PDF) による。
- ^ 全日本スキー連盟 会員登録規定 (PDF) より。
- ^ 公益財団法人 全日本スキー連盟 過年度登録者に係る資格再認定規程(令和3年7月7日改正) (PDF) より。
- ^ 公認ドクターパトロール規程 (PDF) より。
- ^ 2020/02/27【お知らせ(重要)】新型コロナウイルス感染症の拡大に係る本連盟の対応についてより。
- ^ 2020/03/03【お知らせ(重要)教育本部】各種大会・事業の中止について(3/3 中止事業追記)より。
- ^ 【お知らせ 教育本部】2022年度 スキー・スノーボード指導者研修会、パトロール研修会、検定員クリニックの 理論に関するeラーニング活用について(11/17 視聴方法追加)より。
- ^ 【お知らせ 教育本部】2022年度パトロール検定会における新型コロナウイルス感染拡大に伴う特別措置より。
出典
- ^ 日本スキー教程「安全編」2018, p. 36-38「2 安全な滑走のために 第1節 スキーヤーの責務 3.標識・指示の遵守 5)ネット・ロープなどによる注意喚起 及び 写真6 竹矢来(たけやらい)」.
- ^ a b c d 日本スキー教程「安全編」2018, p. 66-67「3 スキーパトロール概論 第1節『スキーパトロールとは』.
- ^ 日本スキー教程「安全編」2018, p. 68-72「3 スキーパトロール概論 第2節『スキーパトロールの業務内容』1『コース管理』」.
- ^ 日本スキー教程「安全編」2018, p. 94-96 第3節『スキーパトロールに求められている知識・技術』4『雪崩管理』.
- ^ 日本スキー教程「安全編」2018, p. 72-74「3 スキーパトロール概論 第2節『スキーパトロールの業務内容』2『情報提供』」.
- ^ 日本スキー教程「安全編」2018, p. 75「3 スキーパトロール概論 第2節『スキーパトロールの業務内容』3『安全マナー指導』」.
- ^ 日本スキー教程「安全編」2018, p. 81「3 スキーパトロール概論 第2節 スキーパトロールの業務内容 6 その他『コミュニケーションはかならず安全管理につながる』」.
- ^ 日本スキー教程「安全編」2018, p. 76-77「3 スキーパトロール概論 第2節『スキーパトロールの業務内容』3『事故対応』」.
- ^ 日本スキー教程「安全編」2018, p. 94-96 第3節『スキーパトロールに求められている知識・技術』3『応急処置』.
- ^ 日本スキー教程「安全編」2018, p. 46「2 安全な滑走のために 第3節『救助義務』.
- ^ 日本スキー教程「安全編」2018, p. 98-106「3 スキーパトロール概論 第3節『スキーパトロールに求められている知識・技術』5『ロープアクセス・ロープレスキュー』.
- ^ 日本スキー教程「安全編」2018, p. 80「3 スキーパトロール概論 第2節 スキーパトロールの業務内容 6 その他『索道・圧雪車両・雪上車両などを使いこなし業務の質と幅を広げる』」.
- ^ 日本スキー教程「安全編」2018, p. 111「3 スキーパトロール概論 第4節 スキー場の運営 2 雪上車両」.
- ^ 日本スキー教程「安全編」2018, p. 78「3 スキーパトロール概論 第2節 スキーパトロールの業務内容 5 国際化への対応(パトロール業務のなかで)」.
- ^ 日本スキー教程「安全編」2018, p. 109-115「3 スキーパトロール概論 第4節『スキー場の運営』」.
- ^ SAH 教育本部2020.
- ^ 日本スキー教程「安全編」2018.
- ^ SAH 教育本部2022.
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