八端十字架
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/19 00:46 UTC 版)
八端十字架(はったんじゅうじか、英語: eight-pointed cross[1][2])は、ロシア正教会・ウクライナ正教会で頻繁に用いられ、ブルガリア正教会、セルビア正教会などのスラヴ系正教会でよく用いられる十字・十字架である[3]。アメリカ正教会、フィンランド正教会、日本正教会でも広く用いられている。また、古儀式派でも頻繁に用いられる[2]。すなわち、ロシアだけで使われている十字ではないため、ロシア十字(ロシア語: Russian cross)といった通称は、あまり正確な呼び名ではない(後述)[3]。ただし、ギリシャ正教会をはじめとしたギリシャ系の正教会ではあまり使われない。
- ^ Orthodox Feasts and Fasts. Great Lent. Adoration of the Holy Cross.
- ^ a b c d e An Explanation of the Traditional Russian Orthodox Three-bar Cross (also called the Eight-pointed Cross)
- ^ a b c d 十字架の形:八端十字架(はったんじゅうじか)の意味
- ^ 聖金口イオアン聖体礼儀(主日)から「領聖祝文」(領聖:聖体拝領前に詠まれる祈祷文)の一部を引用:「…神の子や,今我を爾が機密の宴に与る者として容れ給え。蓋,我爾の仇に機密を告げざらん,また爾にイウダの如き接吻をなさざらん,すなわち右盗の如く爾を承け認めて言う。主や,爾の国において我を記憶せよと。主や,祈る,爾の聖なる機密をうくるは,我がため審案あるいは定罪とならず,すなわち霊体の医とならんことを。」
- ^ 正教会の伝統と象徴
- ^ a b OCA - Q & A - Three-Bar Cross
- 1 八端十字架とは
- 2 八端十字架の概要
- 3 画像
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