先代旧事本紀大成経とは? わかりやすく解説

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先代旧事本紀大成経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/11 06:20 UTC 版)

先代旧事本紀大成経(せんだいくじほんきたいせいきょう、先代舊事本紀大成經)は、聖徳太子によって編纂されたと伝えられる教典。複数の研究者によって偽書とされている[1][2]


注釈

  1. ^ 本項目で解説した書は「延宝版」、「潮音本」、「七十二巻本」などと呼ばれることがある。『鷦鷯(ささき、さざき)伝本先代旧事本紀大成経(大成経鷦鷯伝)』(三十一巻本、1670年(寛文10年)刊)及び『白河本旧事紀』(伯家伝、三十巻本)は異本。すべて『先代旧事本紀』を基にして江戸時代に創作されたと言われている。後に多数現れる「古史古伝」のルーツ、種本とみる人もいる。
  2. ^ 1675年(延宝3年)、江戸の版元「戸嶋惣兵衛」より『聖徳太子五憲法』と称する書物が刊行された。この書物は聖徳太子の憲法は「通蒙憲法」「政家憲法」「儒士憲法」「釈氏憲法」「神職憲法」の五憲法であり、「通蒙憲法」が日本書紀の十七条憲法であるとする。1679年(延宝7年)に現れた『先代旧事本紀大成経』巻七十「憲法本紀」は1675年(延宝3年)の『聖徳太子五憲法』と同じ内容である。
  3. ^ 皇大神宮と伊雑宮は奉斎氏族が別であり、日神祭祀の起源主張には無理がある。
  4. ^ 黄檗宗の僧。著書に『摧邪輪』『坐禅論』『霧海南針』などがある。

出典

  1. ^ 湯浅 1998, p. 66.
  2. ^ 佐藤 2000, p. 274.


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