九段下ビル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/07 07:29 UTC 版)
九段下ビル(くだんしたビル)は、東京都千代田区神田神保町3丁目にかつて存在した雑居ビルである。旧称は今川小路共同建築。南省吾が設計し、関東大震災の復興助成を受けて1927年に竣工した耐火建築の店舗併用住宅。同潤会アパート・復興小学校・聖橋などと並び、震災後の東京のランドマークになった。鉄筋コンクリート造の中規模ビルディングで、1階は路面店舗、2階には商店主の居宅、3階は貸事務所という配置であった。屋上付帯設備を含め地上4階建てで、磁器タイル仕上げとなっていた。これは、当時の小規模ビルディングの特徴をよく伝えている。
- ^ a b 「復興建築助成株式会社」と「共同建築」災害教訓の継承に関する専門調査会報告書 1923 関東大震災【第3編】、内閣府、平成20年3月
- ^ 「地上げ屋は買いあげた部分から解体し始めた」 都心のビル"最後の住民" ニコニコニュース
- ^ 「【売買】九段下ビル跡地を取得、専修大学」日経不動産マーケット情報
- ^ 「神田高層新校舎(10号館)建設」専修大学
- ^ 「大学倶楽部・専修大 余すことなく魅力を紹介 神田10号館紹介リーフレット」毎日新聞
- 1 九段下ビルとは
- 2 九段下ビルの概要
- 3 関連項目
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