三吉正一
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/22 08:03 UTC 版)
三吉 正一（みよし しょういち 1853年12月（嘉永6年11月）- 1906年（明治39年）3月24日）は、明治中期の日本の技術者。日本初の電気機器製造会社である三吉電機工場を経営し、電気機器の国産化を図った。
- ^ 『百家高評伝 第三編』（国立国会図書館デジタルコレクション）
- ^ 電信局十等技手19円『改正官員録. 明治15年10月』（国立国会図書館デジタルコレクション）
- ^ 沖牙太郎も電信寮製機科の技師出身であり三吉の葬儀の新聞広告には友人として名前が掲載されている
- ^ 『明治十年内国勧業博覧会出品解説』国立国会図書館
- ^ 『明治十年内国勧業博覧会報告書』（国立国会図書館デジタルコレクション）
- ^ 『小田荘吉翁伝』16頁
- ^ 三吉電機工場『日本全国諸会社役員録. 明治28年』（国立国会図書館デジタルコレクション）
- ^ 製作機器の主なものは発電機、電車用諸機械、各種電線、電気計器、変圧器、電気試験器、点火用諸器具、電燈装飾品、電話機、電信機、電鈴、避雷針、汽缶、水車、水管、煙突等。『小田荘吉翁伝』10頁
- ^ 『日本の電気事業』13頁
- ^ 『日本の電気事業』16頁
- ^ 『明治工業史. 電気』（国立国会図書館デジタルコレクション）
- ^ 『日本の電気事業』20頁
- ^ 『明治工業史. 電気』（国立国会図書館デジタルコレクション）
- ^ 『明治工業史. 機械・地学篇』（国立国会図書館デジタルコレクション）
- ^ 『小田荘吉翁伝』12頁
- ^ 1899年（明治32年）時点で24戸290灯と小規模。『関東の電気事業と東京電力』70、76頁、『神奈川県統計書. 明治32年』（国立国会図書館デジタルコレクション）
- ^ 東京白熱電燈球製造『日本全国諸会社役員録. 明治30年』（国立国会図書館デジタルコレクション）
- ^ 『東京府統計書. 明治31年』（国立国会図書館デジタルコレクション）
- ^ 「東京に初めての電車鉄道」中外商業新報1890年5月7日『新聞集成明治編年史. 第七卷』（国立国会図書館デジタルコレクション）
- ^ 『路面電車の技術と歩み』20頁
- ^ 大師電気鉄道『日本全国諸会社役員録. 明治32年』（国立国会図書館デジタルコレクション）
- ^ 1898年（明治31年）2月25日-1901年（明治33年）3月11日なお藤岡市助も技術顧問となっていた。『京浜急行八十年史』272-273頁
- ^ もっとも国産初（諸説あり）となる電車用電動機は当初高木文平が機械全部を三吉に注文したためそれを知った大沢善助が大反対し変更した経緯があった。結局三吉製の電動機は故障が多くのちに三吉製電動機はみられなくなった。『回顧七十五年』（国立国会図書館デジタルコレクション）、吉川文夫・高橋弘『N電』ネコパブリッシング、2002年、12-13頁
- ^ 『東京府統計書. 明治29年』（国立国会図書館デジタルコレクション）
- ^ 岩垂が仲介役となった電話機器製造のためのウェスタン・エレクトリックと沖電機工場（現・沖電気工業）の合弁会社計画が不成立となったため、代わりに岩垂自身が会社を興すべく工場が必要であった
- ^ 「日本電気株式会社百年史」30-33頁「日本電気株式会社百年史 資料編」33-34頁
- ^ 後に岩国の小瀬川電気、岩国電気軌道取締役『人事興信録. 6版』（国立国会図書館デジタルコレクション）
- ^ 麻布の別宅で料亭をはじめるという報道もあった『読売新聞』1901年11月30日（ヨミダス歴史館）
- ^ 『工場通覧. 大正10年11月』（国立国会図書館デジタルコレクション）
- ^ 「三吉電機工場について」『鉄道史料』
- ^ a b 阪神電鐵專務 三崎省三『財界楽屋新人と旧人』朝日新聞経済記者 共編 (日本評論社, 1924)
- ^ THE INFLUENCE OF HANKYU AND HANSHIN PRIVATE RAILWAY GROUPS ON THE URBAN DEVELOPMENT OF THE HANSHIN REGION, JAPANANNE-LOUISE SEMPLE, University of New South Wales Sydney, Australia June, 2009
- ^ 『丹波人物志』松井拳堂、臨川書店, 1987「三崎省三」の項
- ^ 三崎省三（読み）みさき しょうぞうコトバンク
- ^ 『小田荘吉翁伝』13-14頁
- ^ 岩国出身。1887年（明治20年）三吉電機工場へ入る。1897年（明治30年）独立
- ^ 重水とともに1912年（大正元年）棚倉電気設立。『日本全国諸会社役員録. 第21回』
- ^ 岩国出身1884年（明治17年）三吉電機工場へ入る。1902年（明治35年）甲武鉄道電気工事監督技師となり電化工事に従事。1904年（明治37年）小田電機工場創設、1914年（大正3年）に月島に工場を建設。『岩国市史』1461頁
- ^ 小田電機工場『工場通覧. 大正10年11月』（国立国会図書館デジタルコレクション）
- ^ 『東京模範商工品録』（国立国会図書館デジタルコレクション）
- ^ 本多電機工場『工場通覧. 大正10年11月』（国立国会図書館デジタルコレクション）
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