七曜海山列
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/01 00:57 UTC 版)
七曜海山列(しちようかいざんれつ)とは、伊豆・小笠原・マリアナ弧の孀婦岩から西之島間、七島・硫黄島海嶺の頂部に相当する尾根に存在する7つの海山。孀婦岩の南から、西之島の北をN10°Wの走向で分布し、平行する形で地溝が発達する。北から日曜海山、月曜海山と続き、最南端は土曜海山となっている。頂部水深が最も浅いのは土曜海山で371 m、最も深いのが水曜海山で860 m。火山フロント上にあることからいずれの海山も第四紀火山と推定されるが、詳細な火山活動史は不明である。水曜海山と木曜海山、土曜海山の山頂周辺では熱水の噴出が確認されている[1]。
- ^ a b c d e f g h i 長岡信治; 沖野郷子; 加藤茂 (1991). “ナローマルチビーム測深機による伊豆・小笠原弧中部の海底火山地形図” (PDF). 水路部研究報告 27: 145-172 2018年1月10日閲覧。.
- ^ “沖合海底域 308 相模トラフ・南部海山”. 環境省. 2022年12月9日閲覧。
- ^ a b c Makoto YUASA; Masato NOHARA (1992). “Petrographic and geochemical along-arc variations of volcanic rocks on the boclanic front of the Izu-Ogasawara(Bonin) Arc.” (PDF). Bulletin of the Geological Survey of Japan 43 (7): 421-456 2018年1月10日閲覧。.
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- ^ a b c d 長岡信治; 春日茂; 加藤幸弘 (1992). “小笠原一七曜海山列の木曜海山,土曜海山および水曜海山の火山地質” (PDF). しんかいシンポジウム報告書: 237-248 2018年1月10日閲覧。.
- ^ a b 渡辺一樹; 芝田厚 (1996). “伊豆小笠原弧金曜海山の海底火山地形と地質” (PDF). Deep Sea Research 12: 239-246 2018年1月10日閲覧。.
- ^ 石橋純一郎 ほか (1994). “伊豆小笠原弧,七曜海山列の海底熱水系の主要成分組成” (PDF). 深海研究 10: 89-97 2018年1月11日閲覧。.
- ^ 石橋純一郎 ほか (2003). “水曜海山海底熱水活動の分布・様式と地殻構造の関連性の解明 -KR01-15かいれい調査航海序報-” (PDF). 深海研究 22: 115-123 2018年1月11日閲覧。.
- ^ 水田敏夫 ほか (1994). “小笠原水曜海山カルデラ内の銅に富む熱水性チムニー鉱石” (PDF). 深海研究 10: 239-246 2018年1月11日閲覧。.
- ^ 丸茂克美 ほか (2004-06). “水曜海山における海底掘削-海底熱水系直下にどのようにしてアプローチするか-” (PDF). 地質ニュース (地質調査研究センター) 598: 10-15 2018年1月11日閲覧。.
- ^ 柴崎洋志 (2009年9月3日). “海底熱水鉱床の賦存状況及び鉱物特性について” (PDF). 石油天然ガス・金属鉱物資源機構. 2018年1月11日閲覧。
- ^ “海底熱水活動に伴う重金属資源の評価手法に関する研究” (1985-1990). 2018年1月11日閲覧。
- 1 七曜海山列とは
- 2 七曜海山列の概要
- 3 関連項目
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